新日本製薬---1Qは2ケタ増益、通信販売の国内ECは好調に推移し2ケタ伸長

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2021年2月8日 16時59分

新日本製薬<4931>は5日、2021年9月期第1四半期(20年10月-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.7%減の84.89億円、営業利益が同20.8%増の8.28億円、経常利益が同22.6%増の8.59億円、四半期純利益が同33.2%増の5.90億円となった。

通信販売は、広告投資を控えていたことによりヘルスケア商品の売上高は前年同期を下回ったが、プレゼントキャンペーンの販促施策や、定期購入顧客に対する「パーフェクトワン薬用リンクルストレッチジェル」のアップセルの取り組みが想定を上回って進捗した結果、購入単価上昇の効果があり、通信販売チャネルにおける化粧品売上高は前年同期を上回った。また、国内ECは引き続き好調に推移しており、売上高は前年同期を大きく上回り2ケタ伸長となった。

直営店舗・卸売販売は、新型コロナウイルス感染症の影響により売上高は前年同期を下回っているが、原宿の@cosme TOKYOに期間限定で出店したポップアップイベントでは、来店客数と期間中の売上高が想定を大きく上回る結果となり、ミニマムライフ世代へのブランド認知度の拡大が進んでいる。

海外販売は、SNSや人気のインフルエンサーを活用したプロモーションによる認知度向上と売上拡大に継続して取り組んでいる。中国では、11月11日の独身の日に行われるショッピングイベントであるダブルイレブンでの売上高が前年を上回り、20代~30代を中心にブランド認知度は着実に拡大している。また、当第1四半期累計期間より、米国でのパーフェクトワンブランド販売に向けたテストマーケティングを開始しており、グローバルスタンダードブランドへの成長に向けた取り組みを着実に進めている。

2021年9月期通期の業績予想については、売上高が前期比3.8%増の350.00億円、営業利益が同5.1%増の35.00億円、経常利益が同5.4%増の34.60億円、当期純利益が同8.4%増の23.00億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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