東洋建が大幅3日続伸、手持ち工事の順調な進捗で第3四半期2ケタ増益
東洋建設<1890>が大幅高で3日続伸している。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年4~12月)連結決算が、売上高1237億5600万円(前年同期比7.0%減)、営業利益89億2200万円(同18.0%増)、純利益56億9800万円(同18.6%増)と2ケタ増益となったことが好感されている。
国内建築事業における受注時期のずれ込みなどによる進捗の遅れや、海外建設事業における新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う進出国のロックダウンの影響などで売上高は減少したが、国内土木工事の手持ち工事の順調な進捗や過年度受注の大型陸上工事数件で採算が向上したことなどが利益を押し上げた。
なお、21年3月期通期業績予想は、売上高1690億円(前期比3.3%減)、営業利益109億円(同17.6%増)、純利益70億円(同21.4%増)の1月27日に発表した修正値を据え置いている。
最終更新日:2021年02月09日 12時36分