株価指数先物【昼のコメント】NT倍率は先物中心限月で一時15.50倍まで上昇

市況
2021年2月16日 12時25分

日経225先物は11時30分時点、前日比450円高の3万550円(+1.49%)前後で推移している。寄り付きは3万250円とギャップスタートとなったものの、現物の寄り付き直前には3万160円まで上げ幅を縮める場面もみられた。しかし、現物の寄り付き直後には一気に3万300円台を回復。3万300円~3万350円辺りでの高値保ち合いを経て、前場半ば辺りから再び上値追いの展開をみせており、前引けにかけて一時3万570円まで上げ幅を広げている。

前日の上昇で大台の3万円を回復したことにより過熱警戒はあったが、ショートカバーを交えての上昇基調が強まっている。なお、東証1部の騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めている状況であり、実態としては指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> 、エムスリー <2413> に資金が集中する格好だ。日経225型、特にコア銘柄に資金流入が傾いているため、NT倍率は先物中心限月で一時15.50倍まで上昇し、1月2日の高値15.51倍に接近している。

なお、前場のTOPIXは0.89%上昇しているため、後場の日銀のETF買い入れが期待できない。ただし、急ピッチの上昇に対する過熱感が意識されているとはいえ、ショートは仕掛けづらい需給状況だろう。また、ダブルインバースが最安値を更新するなど、ヘッジ対応の先物買いも入りやすい。オプション市場では3万1000円コールの建玉が積み上がってきており、買わざるを得ないファンドの動きを想定した思惑も高まりやすく、押し目狙いの水準自体が切り上がってくる可能性も意識されよう。

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