前週末19日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2021年2月22日 5時20分

■イメージ ワン <2667>  524円 (-100円、-16.0%) ストップ安

イメージ ワン <2667> がストップ安。18日の取引終了後、和助キャピタルを割当先とする第三者割当により、行使価額修正条項付第10回新株予約権を発行すると発表しており、一株利益の希薄化などを警戒した売りが出たようだ。今回発行する新株予約権は3月8日を割当日としており、発行新株予約権数は2万個(潜在株数200万株)を予定。潜在的な希薄化は24.09%となる。なお、調達資金約11億7500万円は、再生可能エネルギー事業における案件の開発資金に当てる方針としている。

■アンビスHD <7071>  6,360円 (-980円、-13.4%)

アンビスホールディングス <7071> が急落。同社は18日取引終了後、公募増資と株式売り出しを発表しており1株当たり利益の希薄化や株式需給の悪化が警戒された。150万株の公募と68万1000株の売り出し、それに上限31万9000株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。調達資金は約82億5100万円で設備投資や借入金の返済などに充てる。発行済み株式数は最大で約7%増える見込み。発行・売出価格は3月3日から9日までのいずれかの日に決定する。

■ファーストリテイリング <9983>  104,750円 (-2,600円、-2.4%)

ファーストリテイリング <9983> は売りに押される展開。前日まで9連騰と一貫した上昇トレンドを形成し、日経平均寄与度の高い銘柄として指数押し上げ効果をもたらしていたが、きょうは取引開始直後の段階で全体軟調地合いを助長する方向に働いている。前日は終値ベースで4700円高に買われ、日経平均を約170円も押し上げた。前日の日経平均株価は56円安だったが、仮にファストリを除いた場合は230円近く下落していたことになる。同社はコロナ禍にあって業績面では逆風が強いものの、今週に入って株価を初の10万円大台に乗せ上場来高値圏を走っていた。日銀のETF買いや指数連動型ファンドなど機関投資家の運用戦略上の理由から株式の吸い上げが続き、品薄感が強い。これが同社株のボラティリティを高めるとともに、全体指数にイレギュラーな影響を与えている。

※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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