話題株ピックアップ【昼刊】:ソフトバンクG、日経Dインバ、明電舎
■三共生興 <8018> 525円 +25 円 (+5.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率6位
三共生興<8018>が急伸。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が25日の取引終了後、関東財務局に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出した。これによると、シティインデックスイレブンスの同社株保有比率は5.01%となり、新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑が働いているようだ。なお、保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は2月17日。
■日経Dインバ <1357> 421円 +20 円 (+5.0%) 11:30現在
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>が6%を超える上昇で25日移動平均線との下方カイ離を急速に埋め、底離れの兆しをみせている。日経Dインバは日経平均株価に対し逆方向に連動するETFで価格変動率がマイナス2倍に基本設定されている。そのため、日経平均が大きく下落する局面では上値指向を強める形となる。個人投資家は、株価の先行きに懐疑的で信用買い残は大幅に買い長となっていたが、直近は強気心理が優勢となり空売りの増加が目立っていた。
■明電舎 <6508> 2,340円 +35 円 (+1.5%) 11:30現在
明電舎<6508>がしっかり。25日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を70億円から77億円(前期比39.5%減)へ、純利益を47億円から73億円(同11.1%減)へ上方修正したことが好感されている。売上高は2300億円(同10.1%減)の従来見通しを据え置いたものの、産業システム分野の売り上げが想定より改善する見込みであることなどが利益を押し上げる。また、保有不動産の売却により、固定資産売却益約32億円を特別利益として計上する見込みであることも最終利益の押し上げに貢献する。
■ソフトバンクグループ <9984> 9,996円 -369 円 (-3.6%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>がウリ気配スタートとなった。株価は1万円大台を再び割り込んできた。前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要株指数が大幅安となり、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は一時500ポイント超える下げとなった。米長期金利の急上昇を背景にリスク回避の売り圧力が顕在化している。そのなか、同社は傘下のファンドなどを通じて米ハイテク企業への投資を行っており、ナスダック指数との株価連動性が高く、足もとでは海外投資家資金などの一部買いポジションを解消する動きに加え、先物を絡めたインデックス売りの影響が避けられない状況にある。
■東京エレクトロン <8035> 44,460円 -1,240 円 (-2.7%) 11:30現在
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連やSUMCO<3436>、信越化学工業<4063>など半導体素材メーカーが総じて売りに晒される展開となっている。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅安となったが、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も184ポイント安(5.8%安)と急落に見舞われ、下げ幅としては昨年3月16日以来の大きさとなった。半導体製造装置最大手のアプライドマテリアルズが7%超の下落、画像処理半導体大手のエヌビディアは8%超の下落となるなど主力銘柄の下げがきつく、東京市場でもこの影響を受ける格好となった。
■新報国製鉄 <5542> 1,250円 +198 円 (+18.8%) 一時ストップ高 11:30現在
新報国製鉄<5542>がストップ高の1352円に買われている。きょう付けの日刊工業新聞が「最大900度Cの高温域でも膨張しない合金を開発した」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、鉄以外の金属を基材に採用し、さまざまな元素や貴金属の成分調整と配合比、製造時や熱処理などの条件を最適化したという。また、セラミックスやガラスなど高耐熱の素材と同レベルの膨張率を実現しながら鋳造や鍛造、圧延、伸線といった成形加工が可能で、切削や研磨など後加工で複雑な形状にも仕上げられるとしており、早ければ年内にも量産技術を確立するとしている。
■VIX短先物 <1552> 5,440円 +510 円 (+10.3%) 一時ストップ高 11:30現在
国際のETF VIX短期先物指数<1552>が一時ストップ高と急伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。25日の米VIX指数は前日に比べ7.55(35.38%)ポイント高の28.89に急上昇した。一時、31.16をつけた。米長期金利の上昇を受け、NYダウは前日比559ドル安と急落したことを受け、VIX指数は急反騰した。これに連動する格好で、この日の国際VIX短期先物指数は、寄り付きから大量の買いを集め急上昇している。
■ギグワークス <2375> 3,020円 +262 円 (+9.5%) 11:30現在
ギグワークス<2375>が大幅続伸している。25日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と一層の投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は4月1日。
■中央発條 <5992> 3,060円 +215 円 (+7.6%) 11:30現在 東証1部 上昇率3位
中央発條<5992>が続伸している。午前10時ごろ、3月31日を基準日として1株を4株に株式分割すると発表しており、これが好材料視されている。投資単位あたりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整備し、株式の流動性向上を図ることが目的という。
■CAICA <2315> 61円 +4 円 (+7.0%) 11:30現在
25日に発表した「Zaif Holdingsを子会社化」が買い材料。持ち分法適用関連会社であるZaif Holdingsの株式を取得し連結子会社化する。暗号資産ビジネスを強化。また、フィスコ <3807> [JQG]との資本業務提携を強化すると発表。
■構造計画研究所 <4748> 2,730円 +149 円 (+5.8%) 11:30現在
構造計画研究所<4748>は大幅続伸している。25日の取引終了後、21年6月期単独業績予想について、売上高を127億円から135億円(前期比0.5%増)へ、営業利益を15億円から17億円(同8.4%減)へ、純利益を10億円から12億円(同0.3%減)へ上方修正したことが好感されている。上期業績とその後の状況を踏まえて見通しを精査したことが要因としている。
■菊水電子工業 <6912> 900円 +42 円 (+4.9%) 11:30現在
菊水電子工業<6912>が逆行高。25日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を75億円から81億8000万円(前期比9.8%減)へ、営業利益を1億円から4億4000万円(同37.2%減)へ、純利益を9000万円から3億3000万円(同33.3%減)へ上方修正したことが好感されている。重点市場である航空宇宙、電池、自動車のCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)、サーバー・ICT関連市場や半導体関連市場のほか、一部の市場で回復基調が見られ、需要が想定を上回り増加したことが要因としている。
■セキド <9878> 862円 +32 円 (+3.9%) 11:30現在
セキド<9878>が大幅高で3日ぶりに反発している。25日の取引終了後、株主優待制度を拡充すると発表しており、これが好材料視されている。現行制度では100株以上保有の株主に対して、店舗で利用できる5%割引券5枚を贈呈していたが、変更後は保有株数「500株以上」の区分を新設し、韓国の化粧品ブランド「MEDIHEAL(メディヒール)」商品クーポン」5万円分(年間)を贈呈するとしている。
●ストップ高銘柄
エイチーム <3662> 1,515円 +300 円 (+24.7%) ストップ高 11:30現在
G-FACTORY <3474> 526円 +80 円 (+17.9%) ストップ高 11:30現在
和心 <9271> 751円 +100 円 (+15.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
WT天然ガス <1689> 1円 -1 円 (-50.0%) ストップ安 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース