注目銘柄ダイジェスト(前場):エイチーム、CAICA、構造計画など

市況
2021年2月26日 11時59分

四国電力<9507>:745円(-5円)

続落。前日に業績予想修正を発表している。経常利益は従来予想の100億円から30億円、前期比89.3%減益にまで下方修正している。1月の寒波による需給ひっ迫、卸電力取引市場の価格高騰による影響などが背景。地合いの悪化も加わり売り先行となっているが、下振れは想定線であり、配当予想も据え置きであることから、悪材料出尽くし感も台頭、下げ幅は小幅にとどまっている。

明電舎<6508>:2340円(+35円)

大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表している。営業利益は70億円から77億円に増額、産業システム分野の売上が想定よりも改善の見込みのようだ。また、保有不動産売却による特別利益の発生で、純利益は47億円から73億円に引き上げている。未定としていた期末配当金は28円としており、年間配当金は前期の50円から48円となる。前期比減配とはなるが、減配幅は小幅にとどまったとの見方にも。

メガチップス<6875>:3470円(+125円)

大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来の42億円から47億円に増額、ゲームソフトウエア格納用LSIを中心としたLSI製品の需要が想定を上回る推移となっているようだ。また、SiTime社の新株発行、並びに株式売却の結果、株式売却益が227億円発生、これに伴い純利益は従来の27億円から200億円にまで大幅上方修正。なお、株式売出後のSiTime社の所有割合は32.2%となっている。

トプコン<7732>:1372円(+28円)

大幅続伸。岡三証券では投資判断を「中立」から「強気」に格上げ、目標株価を1800円としている。新型コロナ影響による需要減少からの改善が各事業で見られており、業績予想を引き上げているもよう。今後はICT自動化施工の普及加速、アイケアにおけるスクリーニングビジネスの伸長など成長戦略が徐々に進展する局面に入り、業績拡大の確度が高まってきたとしている。

エイチーム<3662>:1515円(+300円)

大幅続伸でストップ高。スクウェア・エニックスと共同で、スマートデバイス向けゲーム「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」を共同開発と発表している。1330万本以上の累計販売本数を記録している「FINAL FANTASY VII 」の世界を舞台にしたバトルロワイヤルゲームであり、年内の配信を予定しているもよう。人気化への期待は高く、業績インパクトの強さなどが意識される状況となっているようだ。

構造計画<4748>:2730円(+149円)

大幅続伸。21年6月期の営業利益を従来予想の15.00億円から17.00億円の黒字(前期実績18.55億円)に上方修正している。第2四半期累計期間の業績に加え、その後の状況を踏まえて期末の業績見通しを精査した結果、利益が拡大する見込みになったとしている。8日に開示した第2四半期累計(20年7-12月)の営業損益は0.72億円の赤字(前年同期実績3.01億円の赤字)で、下期の好業績見通しが評価されているようだ。

菊水電子<6912>:900円(+42円)

大幅反発。21年3月期の営業利益を従来予想の1.00億円から4.40億円(前期実績6.54億円)に上方修正している。重点市場の航空宇宙、電池、自動車のCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)に加え、サーバー・ICT(情報通信技術)関連市場、半導体関連市場などで回復基調が見られたことから、需要が想定を上回って増加したことが背景。

CAICA<2315>:61円(+4円)

大幅続伸。持分法適用関連会社のZaif Holdings(大阪府岸和田市)の株式を取得し、連結子会社化すると発表している。同社は暗号資産(仮想通貨)の取引所運営会社を傘下に持つ。取得価額は約37億円、異動後の議決権所有割合は40.72%。また、フィスコ<3807>との資本業務提携を強化し、同社株41万9500株を約1億円で取得するほか、ネクス(岩手県花巻市)の保有株全てをネクスグループ<6634>に5.89億円で譲渡する。

《ST》

提供:フィスコ

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