長期化する半導体不足問題

経済
2021年3月2日 9時34分

米供給管理協会(ISM)が3月1日発表した2月ISM製造業景況指数は、市場予想を上回る60.8に上昇した。新規受注は1月実績の61.1を上回る64.8に上昇、雇用指数は1月の52.6から54.4に上昇した。受注残の水準は高止まりしている。一方、支払い価格(価格指数)は86.0と一段の上昇を記録し、製造業を圧迫している。入荷遅延も増えているようだ。

市場参加者の間では、新型コロナウイルスの感染流行が終息すれば、製造業界は各種製品の需要増大に対応可能となると想定されているようだが、半導体不足が短期間で解消される見込みはないため、自動車業界の業績は当面圧迫されるとの見方が多い。自動車業界などにおける雇用拡大の妨げとなるため、一部の市場関係者は「米国政府は半導体不足問題にすみやかに対応する必要がある」と指摘している。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.