★本日の【イチオシ決算】 ロゼッタ、ベイカレント、サイゼリヤ (4月14日)

注目
2021年4月14日 19時16分

1)本日(4月14日)引け後に発表された決算・業績修正

●イチオシ決算

【ロゼッタ <6182> [東証M]】 ★今期経常は77%増で最高益、前期4期ぶり復配・今期4円増配へ

◆21年2月期の連結経常利益は前の期比17.3%減の3.6億円で着地。続く22年2月期は前期比76.6%増の6.5億円に伸び、2期ぶりの最高益更新を見込む。今期はAI自動翻訳サービスの受注拡大を背景にMT事業の収益が急拡大する見通し。

併せて、従来は無配としていた前期配当は4期ぶり復配となる6円を実施し、今期は前期比4円増の10円に大幅増配する方針とした。

●サプライズな決算発表・業績修正

Rフィールド <2910>   ★今期経常を65%上方修正

◆21年4月期の連結経常利益を従来予想の7.6億円→12.6億円に64.7%上方修正。増益率が29.8%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。商品アイテム数の集約や店舗での廃棄ロス削減など生産性向上に取り組んだほか、コスト削減効果も寄与し、採算が大きく改善する。

ユーザーロカ <3984>   ★今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、初配当5円実施

◆21年6月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.6億円→8.4億円に10.1%上方修正。増益率が16.9%増→28.7%増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業務効率化などに向けたDXの推進が社会的に強く意識されるなか、AIを活用した業務自動化サービスなどが伸びる。

業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当は初配当5円を実施する方針とした。

ダイト <4577>   ★今期経常を一転10%増益に上方修正・最高益更新へ

◆21年5月期の連結経常利益を従来予想の50億円→60億円に20.0%上方修正し、一転して9.8%増益を見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。ジェネリック医薬品向け原薬や自社開発ジェネリック医薬品の新規収載品などの販売が伸びることが寄与。開発費や減価償却費などの減少も上振れに貢献する。

三機サービス <6044>   ★今期経常を2.2倍上方修正

◆21年5月期の連結経常利益を従来予想の1億0500万円→2億3300万円に2.2倍上方修正。減益率が74.3%減→42.9%減に縮小する見通しとなった。コロナ禍で飲食業を中心に売上高が減少したうえ、省エネ工事が伸び悩んだものの、テレワーク推進や採用計画の見直し、新基幹システム導入による業務効率の向上などが寄与し、採算は大きく改善する。

業績上振れに伴い、従来無配としていた期末一括配当は10円(前期は25円)実施する方針とした。

ベイカレント <6532>   ★今期税引き前は18%増で7期連続最高益、20円増配へ

◆21年2月期の税引き前利益(非連結)は前の期比69.0%増の134億円に拡大して着地。続く22年2月期も前期比18.4%増の159億円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は企業のデジタル化への投資意欲が高水準で継続するなか、付加価値の高いITコンサルティング案件が伸びる。

業績好調に伴い、前期の年間配当を115円→170円(前の期は90円)に増額し、今期は前期比20円増の190円に増配する方針とした。

同時に、発行済み株数の0.26%にあたる4万株または12億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

FDK <6955> [東証2]  ★前期経常を33%上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→12億円に33.3%上方修正。増益率が59.3%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。モビリティ向け各種モジュールやセキュリティ・スマートメーター向けリチウム電池などの販売が伸びたことが寄与。

サイゼリヤ <7581>   ★今期経常を一転黒字に上方修正

◆21年8月期の連結経常損益を従来予想の10億円の赤字→30億円の黒字(前期は20.9億円の赤字)に上方修正。業務生産性の向上や経費コントロールの徹底が寄与し、採算が改善することが寄与。新型コロナウイルス感染症に対する政府支援金や自治体による協力金を計上することも黒字化につながる。

関通 <9326> [東証M]  ★今期経常は66%増で3期連続最高益更新へ

◆21年2月期の経常利益(非連結)は前の期比50.2%増の3.8億円に伸びて着地。続く22年2月期も前期比65.8%増の6.3億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のEC・通販物流支援サービス部門で2件の新設物流センターが寄与するうえ、新たに獲得した顧客の売上高なども加わり、12.9%の増収を見込む。

セキド <9878> [東証2]  ★前期経常を6倍上方修正

◆21年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の2000万円の黒字→1億2000万円の黒字(前の期は4億1000万円の赤字)に6.0倍上方修正した。美容部門や外商部門の売上高が好調に推移するなか、紙媒体による販売促進費の削減や人件費の合理化を進めたことが利益を押し上げた。

2)4月15日の決算発表銘柄(予定)

■引け後発表

◆本決算:

<2884> ヨシムラHD

<2972> サンケイRE [東R]

<3481> 菱地所物流R [東R]

<8968> 福岡リート [東R]

◆第1四半期決算:

<3091> ブロンコB

<6866> HIOKI

合計6社

※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.