10万円以下で買える、財務健全&低PBR 22社【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2021年4月16日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では642社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いといわれている。また、割安株という観点から、理論上の解散価値であるPBRが0.8倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)株主資本比率が70%以上、(4)実績PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる22社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは16日現在)

なお、18日(日)16時に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資 株主資本  実績

コード 銘柄名      金額   比率   PBR

<5121> 藤コンポ    50400   71.3  0.48

<9358> 宇徳      50700   75.7  0.67

<1914> 日基技     51500   71.3  0.54

<6262> ペガサス    53100   71.9  0.65

<8018> 三共興     53500   73.7  0.66

<8118> キング     55600   88.0  0.48

<5976> ネツレン    57000   74.0  0.41

<9837> モリト     62500   73.1  0.53

<7885> タカノ     63900   81.9  0.34

<1967> ヤマト     65200   73.6  0.56

<6167> 冨士ダイス   66300   80.5  0.71

<5262> 日ヒュム    73400   70.5  0.52

<8841> テーオーシー  76200   83.5  0.79

<1976> 明星工     79600   77.8  0.79

<2009> 鳥越粉     83400   81.7  0.61

<5951> ダイニチ工業  87100   84.3  0.57

<6247> 日阪製     90300   82.6  0.49

<6809> TOA     91500   72.9  0.69

<1945> 東京エネシス  92400   73.8  0.50

<5909> コロナ     94100   71.9  0.38

<6118> アイダ     99300   70.9  0.78

<2812> 焼津水化    99600   86.4  0.60

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。

※直近予想が最終赤字の企業は対象から除いた。

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