石塚硝は一段高、22年3月期営業益予想2.5倍で2期ぶり復配へ
石塚硝子<5204>が後場一段高となり、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時頃に、22年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比2.5倍の21億円としていることや、2期ぶりに復配(45円)するとしていることが好感されているようだ。
売上高は同7.8%増の700億円となる見通し。プラスチック容器関連の売り上げを同8.9%増の300億円と見込んでいるほか、ガラスびん関連は同2.4%増の142億円、ハウスウェア(ガラス食器、陶磁器など)関連は同18.0%増の114億円などと予想している。
なお、21年3月期通期の連結決算は、売上高が前の期比11.9%減の649億4000万円(従来予想は650億円)、営業利益は同65.9%減の8億5200万円(従来予想は損益トントン)で着地。設備投資の圧縮やコスト削減に取り組んだことが利益を押し上げた。従来未定としていた期末一括配当は無配(前の期は48円)とした。