東エレデバは異彩の上昇トレンド形成、半導体大活況で“東エレク効果”も享受
東京エレクトロン デバイス<2760>が異彩の上昇波動を形成、株価はきょうで4連騰となり、この間に1200円以上も水準を切り上げている。東京エレクトロン<8035>傘下の半導体商社で、好調を極める東エレクの業績に連動する形で収益を伸ばしている。米テキサスインスツルメンツ(TI)など海外大手半導体メーカーとの取引実績も豊富であり、世界的に需給が逼迫し活況を呈す半導体市場の追い風を享受している。TI以外ではパワーモジュールのトップメーカー独セミクロンや同大手インフィニオンの製品を扱い、電気自動車(EV)向けで高水準の需要創出が見込まれるパワー半導体分野においても存在感が大きい。21年3月期は最終利益段階で前の期比37%増の31億4300万円と従来計画から大幅に上振れ着地した。加えて、22年3月期についても44億円と前期実績から更に4割増を見込むなど破竹の勢いだ。