日本製鉄が後場急伸、22年3月期の最終黒字転換見通しを好感
日本製鉄<5401>が後場急伸している。午後1時30分ごろに発表した22年3月期連結業績予想で、売上高6兆円(前期比24.2%増)、純利益2400億円(黒字転換)と黒字転換を見込むことが好感されている。
今期は単独粗鋼生産4000万トン(前期比21.2%増)を見込むほか、固定費の大幅圧縮や変動費改善などで構築した単独営業利益の黒字構造をベースに、鋼材市況も含め堅調な事業環境のもと安定生産で需要を確実に捕捉し、業績V字回復を見込む。なお、年間配当は未定としている。
21年3月期決算は、売上高4兆8292億円(前の期比18.4%減)、純利益324億3200万円の赤字(前の期4315億1300万円の赤字)だった。