東京株式(前引け)=続急落、インフレ懸念を背景に下値模索続く

市況
2021年5月13日 11時43分

13日前引けの日経平均株価は前営業日比518円78銭安の2万7628円73銭と続急落。前場の東証1部の売買高概算は6億7956万株、売買代金概算は1兆4920億6000万円。値上がり銘柄数は841、対して値下がり銘柄数は1243、変わらずは103銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場はリスクオフ相場が継続し、日経平均株価は一段と下値を探る展開となった。前日までの2営業日で1500円近い下げをみせていたが、きょうも押し目買いの動きは限定的で一時600円を超える下落をみせた。注目された4月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を大幅に上回ったことを背景にインフレ懸念が強まり、前日の米国株市場ではNYダウが大幅続落基調となるなど市場のセンチメントが一段と悪化し、東京市場もこれに追随する形となっている。ただし、大手金融株や鉄鋼株などは押し目買い優勢の展開となり、個別ベースでも全体の4割近い銘柄が値を上げている。

個別では売買代金断トツのソフトバンクグループ<9984>が大幅安、ファーストリテイリング<9983>、東京エレクトロン<8035>なども急落した。任天堂<7974>も安い。NEC<6701>が値を下げ、ネクソン<3659>は商いを伴う下げで値下がり率トップとなった。マネックスグループ<8698>も下値を模索する展開に。半面、日本製鉄<5401>がしっかり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも頑強。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が買いを集めた。武蔵精密工業<7220>が値を飛ばし、アイフル<8515>も物色人気。ワコム<6727>も上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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