話題株ピックアップ【夕刊】(3):ピースリー、アイリック、木村化

注目
2021年5月19日 15時21分

■ピースリー <6696>  683円  +32 円 (+4.9%)  本日終値

ピースリー<6696>が後場急動意。正午ごろ、紫外線を活用した「BIRD SAFE」を7月に発売すると発表しており、これが好感された。新製品は、広島大学の各種ウイルス及び薬剤耐性菌に対する紫外線の効果や有効な使用法の研究結果を踏まえ、コロナ禍に対応する製品として開発したもの。人感センサーをはじめとしたトリプルセキュリティー構造により、有人時には紫外線が照射されない安全設計となっていることや、広島大学病院感染症科との研究連携に基づくエビデンスの提供や助言を受けている点が特徴としている。

■アイリック <7325>  1,183円  +54 円 (+4.8%)  本日終値

アイリックコーポレーション<7325>が大幅続伸。午前10時ごろ、100%子会社インフォディオが、独自開発の「スマートOCR」をメジャーアップデートし、「スマートOCR(AI-OCR)決算書基本パック」としてリリースしたと発表しており、これが好感された。新製品「決算書基本パック」は、決算書によく見られる罫線のない帳票の読み取りを実現したほか、項目の位置が異なっていても高精度の読み取りを可能にするなど、従来のOCRでは苦手とされた決算書の読み取りを飛躍的に進化させたことが特徴。また、OCR処理後に自動で統一の勘定科目名へ集約する機能改修を行うなどし、決算書帳票のデータ登録実務の自動化支援を実現したという。

■木村化工機 <6378>  910円  +41 円 (+4.7%)  本日終値

木村化工機<6378>、三菱化工機<6331>、那須電機鉄工<5922>、日本精線<5659>など水素関連に位置づけられる銘柄に短期筋の買いが向かった。経済産業省は18日、脱炭素技術支援に設けられた2兆円の基金のうち、水素関連事業について企業の公募開始を発表、これを受けて関連企業に物色の矛先が向いている。最大で総額3700億円を配分する計画という。木村化は世界で初めて低濃度アンモニア水から高純度水素を製造することに成功しており、マーケットでも水素関連の有力株として認知されている。

■ワイヤレスゲート <9419>  432円  +18 円 (+4.4%)  本日終値

ワイヤレスゲート<9419>が続伸。18日の取引終了後、5GとWi-Fi6 で高速通信に対応したホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を発売すると発表しており、これが好感された。新製品は、ギガスピードに対応した高速通信やセキュリティーの強化、有線LANポートの搭載などが主な特徴。なお、販売開始は6月4日を予定している。

■アートSHD <3663>  3,140円  +90 円 (+3.0%)  本日終値

アートスパークホールディングス<3663>が大幅高。車載向けやデジタル機器向けソフト開発を手掛けるが、UI(ユーザーインターフェース)開発ソリューションを提供し、自動運転関連株の一角に位置する。また、最近はグラフィック分野のクリエーター向けイラスト制作ソフトが好調な収益に反映されている。今月7日に発表された21年12月期第1四半期(1~3月)の営業利益は4億2100万円で、これは前年同期比で約3倍の水準となる。対通期進捗率の高さから、業績上方修正への期待が高まっている。

■青山財産ネットワークス <8929>  1,559円  +34 円 (+2.2%)  本日終値

青山財産ネットワークス<8929>は4日続伸。18日の取引終了後、上限を11万株(発行済み株数の0.90%)、または1億6775万円とする自社株を、19日朝の東京証券取引所の自己株式立会外取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好材料視された。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するとともに、資本効率の向上と株主還元の充実を図るとしている。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■Casa <7196>  926円  +20 円 (+2.2%)  本日終値

Casa<7196>は続伸。18日の取引終了後、主力商品「家主ダイレクト」の累計契約数が10万件を突破したと発表しており、これが好感された。「家主ダイレクト」は、家賃保証に加えて家賃の集金代行を行うことで、不動産オーナーの安定的な家賃収入を実現するサービス。同社ではこれまでの代理店を通じたサービスの提供に加え、不動産オーナーと直接契約を行うなどで今後も積極的な展開を図るとしている。

■日本ラッド <4736>  643円  +12 円 (+1.9%)  本日終値

日本ラッド<4736>が続伸。同社はきょう、日本通運<9062>の子会社ワンビシアーカイブズが提供する電子契約サービス「WAN-Sign(ワンサイン)」と自社サービスとの連携を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。これにより、今後日本ラッドの業務プラットフォームを利用したシステム構築などにおいて、ワンビシアーカイブズの電子署名やタイムスタンプ機能を用いた最適な業務システムソリューションの提供が可能になる。

■NTTDイン <3850>  2,831円  +47 円 (+1.7%)  本日終値

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>は続伸。18日の取引終了後、同社のWebシステム構築のための商用フレームワーク製品「intra-mart」が、不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)のワークフロー基盤および社内システムのプラットフォームとして採用されたと発表しており、これが好感された。内製化を踏まえたローコード開発が可能であることや、ワークフローなど単体製品ではなくさまざまな機能を標準装備したプラットフォームであること、他のシステムとの連携が容易であることなどが評価されたとしている。

■アイ・エス・ビー <9702>  1,340円  +21 円 (+1.6%)  本日終値

アイ・エス・ビー<9702>が続伸。18日の取引終了後、医用画像ソリューションの「L-Share 災害医療支援セット」が、JICA(国際協力機構)国際緊急援助隊医療チームのX線画像閲覧システムとして携行資機材に採用されたと発表しており、これが好感された。今回採用された「L-Share 災害医療支援セット」は、トランク1つだけで災害現場でのトリアージが可能な医療支援パッケージとして、電源が確保できないような過酷な環境下でも搭載されたバッテリーのみで使用できるのが特徴で、既に兵庫県災害医療センターの「広域医療搬送拠点用X線撮影装置」としても稼働している。また、画像ビューイングや画像ストレージなどをタブレット端末や組み込み機器で実現しているため、これらを組み合わせることでコンパクトで可搬性・機動性に優れたX線画像閲覧システムを実現している。

●ストップ高銘柄

和心 <9271>  576円  +80 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

サイバートラスト <4498>  7,300円  +1,000 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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