城南進学研究社---21年3月期減収なるも、総合教育ソリューション企業としてさまざまな教育サービスの提供の実現を加速

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2021年5月21日 12時57分

城南進学研究社<4720>は20日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比15.4%減の57.09億円、営業損失が6.37億円(前期は6.79億円の損失)、経常損失が5.85億円(同6.58億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が10.56億円(同2.99億円の利益)となった。

同社グループは、未来を生き抜くためのたくましい知性としなやかな感性を育む教育を提供する総合教育ソリューション企業として、乳幼児から社会人までを対象としたさまざまな教育サービスの提供の実現を加速した。

教育事業の売上高は前期比14.3%減の54.73億円となった。教育事業は、AIを使った自立学習とプロ講師による指導、徹底したICT学習管理を行う「城南予備校DUO」、個別指導の「城南コベッツ」における生徒募集は、上期の緊急事態宣言解除後には一時的に回復傾向がみられたものの、当初の落ち込みを回復するには至らなかった。映像授業部門は、前期新規開校を含めた全校舎合計では生徒数・売上高とも前年を上回っているが、コロナ禍での受講率の伸び悩みから受講単価が予算を下回る状況で推移した。児童教育部門は、新型コロナウイルス感染症拡大の動きが入学促進活動に大きな影響を与えており、顧客のニーズがあるものの在籍者数が予算を下回った。一方、保育園の運営はコロナ禍においても継続的に安定した売上高を確保している。教育ソリューション事業では、同社のオンライン学習教材「デキタス」の学校、自治体、学習塾及びスイミングクラブ等への導入が順調に進んでいる。また経済産業省が実施する「EdTech導入補助金」を活用した自治体・学校教育機関での「デキタス」の導入実証事業が開始され、第4四半期に0.71億円の売上高を計上している。

スポーツ事業の売上高は前期比33.8%減の2.36億円となった。子会社の久ケ原スポーツクラブでは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言の発出により、一定期間営業休止となった。また、第4四半期にスイミングクラブ施設の抗菌対策を含む大規模修繕を実施したことにより、2ヶ月程度のスイミング事業の休止期間もあったものの、リニューアル後には順調に会員数を伸ばしている。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比13.6%増の64.85億円、営業利益は2.60億円、経常利益は2.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1.86億円を見込んでいる。

《ST》

提供:フィスコ

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