米国株見通し:上げ渋りか、緩和縮小にらみ週末の売り

市況
2021年5月21日 14時58分

(14時50分現在)

S&P500先物      4,160.88(+6.63)

ナスダック100先物  13,507.62(+21.12)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は下げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

20日の取引で主要3指数は反発。ダウは4日ぶりにプラスに転じ、188ドル高で34000ドル台を回復した。この日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況指数は想定以上に伸びが鈍化し、製造業の失速が意識された。半面、新規失業保険申請件数は、新型コロナウィルスの危機以降の最低水準に減少し、雇用情勢の改善を示した。また、前日に急落した仮想通貨ビットコインが下げ止まり、リスク回避姿勢が和らいだことも買いを支えた。

本日は上げ渋りか。ビットコインの持ち直しを背景に、リスク資産へのマネー流入が見込まれる。また、本日発表のPMIは高水準が予想され、回復期待の買いが入りやすい。ただ、製造業、サービス業とも前回から伸びが鈍化するとみられ、正常化を先取りした買いは小幅にとどまる見通し。一方、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で資産買入れの段階的縮小(テーパリング)が議論されたことが明らかになり、週末を控え調整の売りが上値を抑えそうだ。

《TY》

提供:フィスコ

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