前週末21日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年5月24日 5時20分

■中部飼 <2053>  1,244円 (-147円、-10.6%)

東証1部の下落率トップ。中部飼料 <2053> が大幅に3日続落。同社が20日、伊藤忠飼料など既存株主による278万株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限41万7000株の売り出しを実施すると発表したことが悪材料視された。売出価格は5月31日から6月3日までの期間に決定される。

■サンマルク <3395>  1,543円 (-101円、-6.1%)

東証1部の下落率3位。サンマルクホールディングス <3395> が急反落。20日の取引終了後、アドバンテッジアドバイザーズ(東京都港区)傘下のファンドAAGS S2(ケイマン諸島)を割当先とする第三者割当により、第8回新株予約権及び第1回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行すると発表しており、株主価値の希薄化などを警戒した売りが出たようだ。今回の資金調達は、アドバンテッジアドバイザーズとの事業提携の一環で、調達額約68億円は新規出店や店舗改装、DXツール導入、新業態のM&Aなどに当てる方針。なお、新株予約権及び新株予約権付社債が全て行使・転換された場合の希薄化比率は、それぞれ18.36%および19.69%としている。

■INPEX <1605>  748円 (-30円、-3.9%)

INPEX <1605> 、石油資源開発 <1662> が全体相場が上昇基調を続けるなかで、いずれも3日続落と下値模索の動き。資源開発関連はここにきての原油市況の軟化を背景に売りに押される展開を余儀なくされている。前日20日のWTI原油先物価格は1ドル31セント安の1バレル=62ドル5セントと急落した。これで3日続落となったが、3営業日の下げ幅は合計で4ドル20セントあまりに達した。これを背景に米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連株が大きく水準を切り下げており、東京市場でも原油価格と株価連動性の高い銘柄群に下げ圧力が働いた。

※21日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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