「半導体」がランキング2位、SOX指数出直り風向きは順風に<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体 」が2位となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、世界的なテレワークの導入加速がパソコンなどの情報関連機器やデータセンターの増設需要を喚起し、その結果として半導体に対するニーズも高まる一方となっている。国内外で企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資が勢いを増していることも半導体不足につながっている。
そうしたなか、米国株市場ではここにきて、半導体関連株が再び買い戻される流れにある。前日は米10年債利回りの低下を背景にハイテク系グロース株優位の展開となり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も終値ベースで2.3%高の3122まで上昇、中長期トレンドの分水嶺である75日移動平均線を上回ってきた。個別では半導体製造装置世界トップのアプライドマテリアルズが4.6%高、画像処理半導体大手のエヌビディアが4.1%高に買われるなど物色人気を集めており、相対的に出遅れる東京市場にも海外機関投資家とみられる買いが主力株中心に流入している。
きょうは、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>、ニコン<7731>といった主力の半導体製造装置メーカーや、半導体シリコンウエハーを手掛けるSUMCO<3436>、信越化学工業<4063>など、関連銘柄は総じて買い優勢の展開となっている。