「水素」が8位、水素社会実現に向けた動き一段と加速へ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素 」が8位となっている。
24日、川崎重工業<7012>が手掛ける液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」が神戸市で公開された。同運搬船は、マイナス253度に冷却して体積を800分の1にした液化水素を大量に海上輸送するためのもので、今後6月をメドに国内において実証実験を行う見通しにあるほか、日本・オーストラリア間での液化水素運送実証なども予定されている。
水素は、世界的な脱炭素化の流れを背景に株式市場でも昨年から急速に注目度が上昇し、ランキング上位常連の人気テーマとなっている。政府による後押しもあり、今後水素社会の実現に向けた動きは一段と加速していくとみられ、関連銘柄の活躍にも期待がかかる。直近では経済産業省が18日に、脱炭素技術の促進を目的に創設した2兆円の「グリーンイノベーション基金」のうち、水素関連のプロジェクトに最大3700億円を投じることが明らかとなった。
主な関連銘柄としては、岩谷産業<8088>をはじめ、Jパワー<9513>、日揮ホールディングス<1963>、日立造船<7004>、イーレックス<9517>、エア・ウォーター<4088>など。そのほか、三菱化工機<6331>、加地テック<6391>、那須電機鉄工<5922>、新日本理化<4406>、澤藤電機<6901>などをマークしておきたい。