「サイバーセキュリティ」が11位にランク、東京五輪にも絡み関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「サイバーセキュリティ」が11位となっている。
株式市場でサイバーセキュリティー関連株への関心が高まっている。5月には米国のコロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受けパイプラインの操業を停止し、原油価格の上昇を招いた。また、企業に対するランサムウエア(身代金要求ウイルス)を使った攻撃も世界各国で多発している。
日本では、「デジタル庁」の発足が今年9月に予定されているが、政府のデジタル行政に絡んではサイバーセキュリティーの充実は大きな課題だ。更に、7月に開催が予定されている「東京オリンピック」に絡んだセキュリティー対策も注目される。これまでもオリンピックなどの国際大会はサイバーテロの標的となっており、東京五輪でのセキュリティー対策に対する関心が集まっている。
関連株には、未知のウイルス検知に強みを持つFFRIセキュリティ<3692>や、投稿監視(ネットパトロール)など幅広いセキュリティー事業を手掛けるイー・ガーディアン<6050>、セキュリティー運用監視や攻撃対策支援サービスなどを展開するセラク<6199>など。また、トレンドマイクロ<4704>やデジタルアーツ<2326>、ラック<3857>、サイバーセキュリティクラウド<4493>、ソースネクスト<4344>、テリロジー<3356>などが注目されている。