前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年6月9日 5時20分

■レーザーテク <6920>  20,710円 (-2,070円、-9.1%)

東証1部の下落率トップ。レーザーテック <6920> が続急落。前日7日の米国株市場ではハイテク系のグロース株が総じて買い優勢となりナスダック総合指数も上昇したが、インテル <INTC> やアプライドマテリアルズ <AMAT> 、ザイリンクス <XLNX> など半導体セクターは売りに押される銘柄が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落した。半導体関連は世界的な需給逼迫を受けて収益環境は追い風が強いものの、レーザーテックなど一部の銘柄には株価の急上昇による高値警戒感も意識されている。市場では「前日取引終了後に国内証券会社から投資判断引き下げが発表されたことも影響している。成長期待に変化はないが、急騰後だけに空売りニーズも高まっていたのではないか」(中堅証券ストラテジスト)という。

■DNC <4246>  748円 (-41円、-5.2%)

東証1部の下落率4位。ダイキョーニシカワ <4246> が続急落。7日の取引終了後、未定としていた22年3月期連結業績予想で、売上高1310億円(前期比12.8%減)、営業利益17億円(同61.8%減)、純利益3億円(同88.2%減)と大幅な減収減益を見込むことが嫌気された。米国新工場の操業準備費用が負担となる見通し。なお、年間配当は30円(前期30円)を予定している。

■SBG <9984>  8,019円 (-134円、-1.6%)

ソフトバンクグループ <9984> が反落、8000円大台攻防の様相をみせている。MSCIの指数見直しに絡み5月中旬に急落した後も、戻りに転じることなく次第安の展開を強いられている。同社が出資する米建設スタートアップのカテラが6日、米国で連邦破産法11条の適用を申請したことが明らかとなり、これによる収益への影響を警戒した売りが優勢となった。ここ急速な値下がりで値ごろ感からの押し目買いも誘っているが、ソフトバンクGの信用買い残は直近データで大幅に増加し1500万株超に達しており、含み損を抱えた個人投資家の投げがかさむことへの警戒感もある。

※8日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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