東京株式(大引け)=9円安と小反落、方向感に欠け一進一退続く

市況
2021年6月11日 15時44分

11日の東京株式市場で日経平均株価は小反落。様子見姿勢が強く、方向感に欠けるなか一進一退状態が続いた。

大引けの日経平均株価は前日比9円83銭安の2万8948円73銭。東証1部の売買高概算は12億2115万株。売買代金概算は2兆9083億円となった。値上がり銘柄数は709と全体の約32%、値下がり銘柄数は1363、変わらずは121銘柄だった。

10日に発表された米5月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る結果となったが、米国の緩和的な金融政策は変わらないとの見方から、米長期金利は低下しS&P500種指数は最高値を更新した。この流れのなか、東京市場では日経平均株価が値を上げてスタートした。しかし、2万9000円を超えた水準では売りに押されマイナス圏に下落。午前10時過ぎにかけ再びプラス圏に転じ一時120円を超す上昇となったが、上値では再度売りに押された。後場に入ってからは前日終値近辺での膠着状態。方向感に欠ける展開が続くなか結局、小幅安で取引を終えた。マザーズ指数は小幅ながら5日続伸した。

個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>が安く、トヨタ自動車<7203>やルネサスエレクトロニクス<6723>が値を下げた。米金利低下を受け三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調。リクルートホールディングス<6098>やクボタ<6326>が売られた。

半面、エーザイ<4523>が反発に転じたほか、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>が高い。東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体関連株がしっかり。シンバイオ製薬<4582>やエヌ・ピー・シー<6255>、JIG-SAW<3914>などの中小型株が買われた。

出所:MINKABU PRESS

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