三井ハイテクは続急騰で2カ月半ぶり上場来高値更新、半導体とEV特需で業績変貌
三井ハイテック<6966>が続急騰、4月2日につけた5340円を上回り約2カ月半ぶりに上場来高値を更新した。前日はストップ高に買われ5000円大台を一気に回復したが、きょうもその勢いは衰えず、一時480円高の5500円まで買われる人気となった。
半導体リードフレーム大手で世界的な半導体市場拡大の恩恵を享受しているほか、中国や欧米などで電気自動車(EV)シフトの動きが加速するなか、電動車向けモーターコアも絶好調に推移し収益に大きく貢献している。そうしたなか、前週末には22年1月期業績見通しを増額修正したが、営業利益段階で従来予想の47億円から80億円(前期比2.1倍)と大方の想定を上回る上乗せで過去最高も更新、市場で話題となった。株価は4月初旬の最高値形成後は機関投資家とみられるポジション調整の売りが継続的に観測され、漸次水準を切り下げる展開を余儀なくされていたが、ここにきてその鬱憤を一気に晴らすかのような切り返しでマーケットの注目を集めている。