個人投資家・有限亭玉介:アフターコロナ関連と注目するテーマ株【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2021年6月19日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2021年6月14日10時に執筆

急ピッチで進むワクチン接種の効果が見え始めています。職場や大学でのワクチン接種が増えれば、さらに状況は改善しそうです。これで長い緊急事態宣言との決着が着くのでしょうか。飲食店やイベント業の関係者は、今か今かとその時を待ち望んでいるはずです。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆している、有限亭玉介と申します。

変異株の脅威にさらされながらも、直近1ヶ月で感染者は減少傾向となっております。連日のニュースで東京五輪も話題となっていますが、コロナ禍で中止が相次いだ各種イベント、個人的には「今年こそフジロックを…」と、関係者各位へ心底エールを送る日々です。

そのような中で飲食店は感染拡大の原因になり得ると名指しされ、酒類の提供も制限されて…これはあたくしも馴染みのお店に行けずにつらい想いをしましたが、飲食業界は本当に厳しい状況に至った方も少なくありません。

GoToトラベルの反省もありますので、政府としては感染が収まった後もしばらくは様子を見るかもしれません。個々での感染対策を徹底しながら、人数制限などを徐々に緩めていくのではないでしょうか。

そのような潮流を踏まえて、今回の記事ではアフターコロナを視野に入れた企業を中心にピックアップしてみましたよ。リベンジ消費という言葉もあるように、アフターコロナではコロナ禍で出来なかった事へ一気に消費が流れ込むとも考えられます。飲み会や結婚式は、例年より規模を拡大して行う場合もあるかもしれませんな。

居酒屋チェーン大手であるワタミ<7522>は、アフターコロナ関連として物色されて5月末より下値を切り上げました。コロナ禍で居酒屋店舗の3割程度を焼肉店舗へ業種転換すると発表し、からあげのテイクアウトなど新たな挑戦が投資家にも好感されました。

同じく居酒屋を経営する串カツ田中<3547>も下値を切り上げておりますな。緊急事態宣言が解除されて酒類の提供が解禁されれば、徐々に客足が戻って来ると思われます。さらに低価格うどん「丸亀製麺」を海外にも展開するトリドールHD<3397>も、コロナ禍でデリバリーやテイクアウトを強化するなどの対策で、22年3月期は黒字転換する予想です。チャート(日足)も6月に入り年初来高値を更新しました。

外食需要などが急回復した米国では、豚肉を中心に精肉全般が品薄になるとの予想から先物価格が上昇した模様です。それを受けてハンバーグなど食肉加工を手掛ける石井食品<2894>もチェックしております。低位株で値ごろ感もあり、思惑から物色される可能性もあるか注視ですな…。

ブライダル業界団体によると、昨年はおよそ24万組が結婚式を延期・中止したそうです。その経済効果がアフターコロナで戻ってくる事を考えるとブライダルの企画運営をするエスクリ<2196>、そしてその婚礼施設やホテル事業を手掛ける藤田観光<9722>もチェックしております。いずれもチャートは上昇に転じてきております。

最後は企業の福利厚生サービスを提供しているリログループ<8876>です。みずほ証券がレーティングを「買い」に設定し、目標株価を2000円から2800円に引き上げた事で動意しました。21年3月期の経常利益は前年比の約2割減で着地しましたが、純利益はおよそ2.5倍に拡大しており、22年3月期も増益予想で安定したビジネスモデルを評価したいですな。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《RS》

提供:フィスコ

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