前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■アークス <9948> 2,271円 (-84円、-3.6%)
アークス <9948> が6日続落。5日の取引終了後に発表した第1四半期(3-5月)連結決算が、売上高1426億1500万円(前年同期比1.5%増)、営業利益42億5600万円(同27.2%減)、純利益28億8300万円(同32.2%減)と大幅減益となったことが嫌気された。4月にオータニがグループ入りしたことが寄与し、売上高は伸長したものの、スーパーマーケット事業の既存店売上高が、「巣ごもり消費」の急拡大により販売が好調に推移した前年の反動もあり、前年同期比4.5%減となったことや、前年は折り込みチラシやポイントサービスなどを自粛し、販促費をはじめとする販管費が大きく抑えられていたが、今期は例年並みの水準に戻ったことが減益につながった。なお、22年2月期通期業績予想は、売上高5720億円(前期比2.7%増)、営業利益162億円(同8.7%減)、純利益111億円(同14.4%減)の従来見通しを据え置いている。
■カッパクリエ <7421> 1,458円 (-29円、-2.0%)
カッパ・クリエイト <7421> が続落。5日の取引終了後、田邊公己社長に対してはま寿司(東京都港区)から不正競争防止法にまつわる告訴がなされ、6月28日には本社が家宅捜索を受けたと発表しており、これが嫌気された。「はま寿司」の日次売り上げデータなどを数回にわたって個人的に送付を受けていたという疑い。カッパクリエでは、「関係当局の捜査に全面的に協力し、対象者への処分などに関しても厳正に対処する」とコメントしている。
■セリア <2782> 3,920円 (-70円、-1.8%)
セリア <2782> [JQ]が5日続落。5日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で既存店売上高が前年同月比7.0%減と2ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。客数、客単価ともに前年割れとなった。
※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース