注目銘柄ダイジェスト(前場):トレードワークス、Sansan、ネクステージなど

市況
2021年7月8日 11時57分

ユーグレナ<2931>:1091円(+73円)

大幅続伸。鉄道建設・運輸施設整備支援機構とバイオ燃料利用に関する基本合意を結んだと発表している。旅客船で使用する軽油の代わりに同社が製造するバイオ燃料を利用することや、鉄道設備の建設で使用する機械へのバイオ燃料導入を検討するもよう。前日にも、ミドリムシなどを原料とするバイオジェット燃料を初めて民間航空機に使用したなどと伝わっており、ミドリムシの燃料使用が広がりつつあることを材料視する展開に。

Sansan<4443>:8960円(-920円)

大幅続落。前日に21年5月期の業績修正を発表している。営業利益は従来の7.6-10.1億円のレンジ予想から7.4億円、前期比2.8%減に引き下げ、未定としていた経常利益は3.7億円で同13.8%減としている。人材採用強化や広告宣伝活動の強化を進めたことでコストが増加、営業外では持分法投資損失を計上する見込み。第3四半期までは営業大幅増益であったため、ネガティブなインパクトが優勢になっているようだ。

ダイキン工<6367>:22095円(+920円)

大幅反発。EVのエアコンに使う省エネ性能の高い冷媒を開発したと報じられている。エアコンに使う電力を大幅に減らし、EVの航続距離を最大5割伸ばせるもようだ。2025年をめどに実用化の計画とされている。使用状況によっては、空調はEVの消費電力の5割を占めることもあるようで、高い重要性なども意識されている。報道を受け、中期的な業容拡大への期待感が先行へ。

ネクステージ<3186>:1958円(+158円)

大幅反発。上半期好決算を受けて、直後は出尽くし感が先行する状況にもなっていたが、売り一巡後は見直しの動きが優勢の展開に。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「バイ」を継続、目標株価を2600円から2700円に引き上げている。大型総合店出店による中古車小売市場でのシェア拡大に注目としており、21年11月期営業利益は会社計画の110億円を上回る130億円、前期比90.5%増を予想している。

イオン<8267>:2980円(+59.5円)

大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は392億円となり、前年同期比517億円の損益改善となっている。SMは反動減となったが、GMS、総合金融。サービス・専門店などが大きく回復した。とりわけ、総合金融の上振れを背景に計画も上回る着地となっているもよう。順調な業績の進捗を確認したことで、安値圏にある株価の見直しの動きへとつながっているようだ。

トレードワークス<3997>:1017円(+150円)

ストップ高。EC事業者やEC事業を検討する事業者向けにクラウドECプラットフォーム(SaaS型)「Emerald Blue」を開発したと発表している。インターネットにアクセスするクラウド環境でECサイト構築や運営が可能となるほか、ECプラットフォームを事業者側で持たずにEmerald Blueを利用することでサイトオープンを早くし、低コストでのサービス提供が可能になるという。

NATTY<7674>:3500円(+135円)

大幅に4日続伸。6月の既存店売上高が前年同月比118.7%増(前月94.8%増)と倍増すると発表している。客数は143.4%増(同169.3%増)、客単価は10.2%減(同27.7%減)。新型コロナウイルス対策を講じて一部店舗を除く直営店で通常営業したことが奏功した。21年6月期の全店ベースの平均売上高は前期比12.6%増となり、通期の売上高予想(前期比10.4%増の47.00億円)を達成する公算が大きいとの見方から買いが集まっている。

Amazia<4424>:1232円(+32円)

大幅に反発。東証の貸借銘柄に選定されたと発表している。8日の売買分から実施。Amazia株は既にマザーズ市場の制度信用銘柄に選定されている。今回の選定を受け、Amaziaは「当社株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資する」とコメントしている。貸借銘柄選定で取引が活発になるとの期待から、買いが先行しているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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