本日注目すべき【好決算】銘柄 フイルコン、ツインバード、USENHD (8日大引け後 発表分)

注目
2021年7月9日 7時01分

8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

フイルコン <5942>   ★今期経常を58%上方修正

◆21年11月期の連結経常利益を従来予想の6億円→9.5億円に58.3%上方修正。増益率が7.9%増→70.9%増に拡大する見通しとなった。活況な電子部品業界の影響を受けて、電子部材・フォトマスク事業の売上高が増加していることが要因。

竹内製作所 <6432>   ★3-5月期(1Q)経常は48%増益で着地

◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比48.4%増の43.2億円に拡大して着地。欧米で生活インフラなどの公共工事が活発化するなか、ミニショベル、油圧ショベル、クローラーローダーの販売台数が大きく増加したことが寄与。

ツインバード <6897> [東証2]  ★上期経常を2.1倍上方修正、通期も増額

◆22年2月期上期(3-8月)の連結経常損益を従来予想の3億円の黒字→6.3億円の黒字(前年同期は1.6億円の赤字)に2.1倍上方修正した。新型コロナウイルス感染症ワクチン用ディープフリーザーを厚生労働省から追加受注したことに加え、一部ブランディング投資などの投入時期を見直し、下期へ集中投下することが上振れの要因。

併せて、非開示だった通期の同利益は前期比38.4%増の6.7億円に拡大する見通しを示した。

中本パックス <7811>   ★3-5月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地

◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の8.2億円に急拡大して着地。食品関連部門で中食・内食需要の高まりを受けて食品スーパー向け包材やテイクアウト容器が伸びたことに加え、原材料価格の値上がりに備えた前倒し受注があったことが寄与。また、5Gや自動車電装化の進展を背景に、電子部品用フィルムやパッケージ材料などが増加したほか、生活資材部門で圧縮袋やキッチン関連の新商材が好調だったことも収益を押し上げた。

上期計画の8.7億円に対する進捗率は93.8%に達しており、業績上振れが期待される。

オンワード <8016>   ★3-5月期(1Q)経常は19億円の黒字に浮上

◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は19.7億円の黒字(前年同期は17.4億円の赤字)に浮上して着地。主力のオンワード樫山でリアル店舗とEコマースを連動させた新たな販売戦略を進めたほか、不採算店舗の撤退や固定費削減などが寄与し、国内事業の収益が回復した。グローバル事業構造改革として不採算事業からの撤退が完了したことも利益改善に貢献した。

第1四半期実績だけで、通期計画の30億円に対する進捗率は65.9%に達しており、業績上振れが期待される。

USENHD <9418>   ★9-5月期(3Q累計)経常は62%増益、配当4円増額修正

◆21年8月期第3四半期累計(20年9月-21年5月)の連結経常利益は前年同期比61.8%増の119億円に拡大して着地。映像配信サービス市場の活性化や巣ごもり需要の高まりを追い風に、映像配信サービス「U-NEXT」の契約者数が引き続き順調に伸びたことが収益を牽引した。

併せて、期末一括配当を従来計画の8.5円→12.5円(前期は8円)に大幅増額修正した。

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