話題株ピックアップ【夕刊】(3):キオクシア、ワークマン、パナHD
■キオクシア <285A> 76,260円 -11,870 円 (-13.5%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ
キオクシアホールディングス<285A>が続急落。フシ目の8万円を割り込み、7万円台に下押しした。米ブルームバーグ通信が1日、メタ・プラットフォームズ<META>がAIクラウドインフラ事業の立ち上げを計画していると報じた。余剰となった計算資源を、外部顧客向けに提供し、収益化する事業の立ち上げも進めているとしている。報道を受け、AIインフラの設備投資のピークアウト懸念が台頭。半導体関連株には利益確定目的の売りもかさみ、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6%を超す大幅安となった。キオクシアの同業であるサンディスク<SNDK>は10%を超す下げとなっている。前日の米株式市場に呼応する形で、東京市場においても半導体関連株に対する売り圧力が高まり、キオクシアも株価水準の切り下げを余儀なくされた。
■ワークマン <7564> 6,220円 -330 円 (-5.0%) 本日終値
ワークマン<7564>が大幅安で3日続落。1日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比8.8%減と6カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。大雨の影響でレインウェアが伸長したほか、リカバリーウェアも堅調に推移した。一方で、全国的に気温が低かった影響でファンウェアや半袖Tシャツ、防暑小物などの夏物商品が前年を大幅に下回った。なお、全店売上高は同4.6%減だった。
■パナHD <6752> 4,547円 -223 円 (-4.7%) 本日終値
パナソニック ホールディングス<6752>は3日ぶり反落。SBI証券が1日付で投資判断「中立」、目標株価4500円で新規にカバレッジを開始した。証券会社によると、構造改革を終えてAIインフラ関連の事業分野を柱とした成長に転じるステージにあると評価。長年ROICが資本コスト割れの水準が続いてきたものの、27年3月期からは資本コストを上回り、これを維持拡大するだろうとみている。足もとの株価水準を下回る目標株価だったことから、目先売り材料視する見方が広がったようだ。
■Birdman <7063> 106円 +30 円 (+39.5%) ストップ高 本日終値
Birdman<7063>は後場急騰。きょう午前11時30分ごろ、鳥取県境港市の系統用蓄電池設備の運用を4日から始めると発表しており、これが株価の刺激材料になったようだ。同社は現在、2基目の蓄電池設備の取得・保有についても案件の精査を進めているという。
■太洋物産 <9941> 1,431円 +300 円 (+26.5%) ストップ高 本日終値
太洋物産<9941>がストップ高。農産物の畜産物輸入を手掛ける同社は宅配ピザ「ナポリの窯」を展開するいちごホールディングスを7月1日付で完全子会社化した。また、6月30日の定時株主総会での決議を経て、取締役に実業家の堀江貴文氏が就任した。国内メディア各社が、堀江氏の同社取締役就任を伝えたことを背景に、投資家の注目度が上昇。これを機に物色人気化し、商いを伴って株高に弾みをつけた。
■アイビー化粧品 <4918> 351円 +56 円 (+19.0%) 本日終値
アイビー化粧品<4918>は続急騰。1日の取引終了後に、27年3月期の単独業績予想について、売上高を26億4000万円から28億円(前期比6.0%増)へ、営業利益を2億円から3億3000万円(同69.2%増)へ、純利益を1億4000万円から2億5000万円(同52.4%増)へ上方修正したことが好感された。従来予想では、中東紛争の影響でホルムズ海峡が年を越えて封鎖されたままを想定し、その場合、50周年記念大型スキンケア製品については状況が不透明だったため、業績予想には織り込んでいなかった。ただ、既存製品については期中に必要な生産予定数量の原材料確保ができているほか、50周年記念製品の原材料調達も可能となり、第4四半期に発売できる見通しとなったことから、業績予想を上方修正した。
■アスカネット <2438> 369円 +58 円 (+18.7%) 一時ストップ高 本日終値
アスカネット<2438>は高い。同社は2日、空中ディスプレー「ASKA3D」の導入事例を発表した。日立グループの日立プラントサービスが開発した手技AI解析ソリューション「SHUGY(シュギー)」に採用されたという。同ソリューションは作業者の手やツールの動きをデータ化し、手技情報を定量的に解析するものであり、この操作インターフェースにASKA3Dが搭載されている。これが買いの手掛かりとなったようだ。
■平山ホールディングス <7781> 835円 +86 円 (+11.5%) 本日終値
平山ホールディングス<7781>が急騰。同社は1日の取引終了後、26年6月期の連結業績に関し、最終利益が従来の見通しに対して2億3500万円上振れし、11億1800万円(前の期比30.3%増)で着地したようだと発表。これを好感した買いが入ったようだ。同社は製造業向けの作業請負などを展開。防衛産業や医療機器、電子デバイス・半導体製造関連とともに、自動車関連の受注が増加した。特に第3四半期(1~3月)においては、電子デバイス・半導体製造関連での新規受注が増加したという。更に、派遣単価の改定も浸透し収益の改善に寄与した。なお、26年6月期の売上高は計画を1億8900万円下回る375億8100万円(同3.8%増)となったとしている。
■東京通信グループ <7359> 225円 +13 円 (+6.1%) 本日終値
東京通信グループ<7359>が急反発。1日の取引終了後に、子会社社T-PROがオーバース(東京都港区)から、作詞家・音楽プロデューサーの秋元康氏がプロデュースするアイドルグループ「WHITE SCORPION」に関する事業を譲受したと発表しており、これを好感した買いが流入した。「WHITE SCORPION」は23年12月にデビューしたアイドルグループ。東京通信Gではこれまで、オーバースとのアライアンス契約を通じて「WHITE SCORPION」に係る事業へ間接的に関与してきたが、グループが展開するファンビジネス事業の更なる成長加速及び収益性向上を推進するために今回の事業譲受を決定した。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。
■カウリス <153A> 1,243円 +65 円 (+5.5%) 本日終値
カウリス<153A>は大幅高。1日の取引終了後に、同社の電力契約情報を用いた本人確認サービス「Grid Data KYC」が、オリエントコーポレーション<8585>が開始した新規カード入会時の審査高度化を目指した実証実験に採用されたと発表しており、好材料視された。「Grid Data KYC」は、カウリスが全国の一般送配電事業者と提携し、約8000万世帯の電力契約情報を活用して顧客の居住実態を確認するサービス。今回行われる実証実験では、オリコが新たに受け付けたカード申し込み情報の一部に対して、「Grid Data KYC」を通じて全国の一般送配電事業者が保有する託送契約の有無などの電力契約情報と照合し、申込者が申告した住所における電力契約の有無を確認することで「居住実態の疑わしさ」を判定する。電力契約情報という居住実態の確認の真正性が高いインフラ情報を活用することで、入会審査業務の精度向上を図るのが狙いとしている。
●ストップ高銘柄
レダックス <7602> 191円 +50 円 (+35.5%) ストップ高 本日終値
アスタリスク <6522> 1,960円 +400 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
BCC <7376> 1,096円 +150 円 (+15.9%) ストップ高 本日終値
中村超硬 <6166> 799円 +100 円 (+14.3%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
ネイス <589A> 1,676円 -500 円 (-23.0%) ストップ安 本日終値
LiNKX <584A> 2,795円 -700 円 (-20.0%) ストップ安 本日終値
東京ボード工業 <7815> 411円 -80 円 (-16.3%) ストップ安 本日終値
テクノフレックス <3449> 8,240円 -1,500 円 (-15.4%) ストップ安 本日終値
以上、4銘柄
株探ニュース