来週の為替相場見通し=米消費者物価指数など注目
来週の外国為替市場のドル円相場は、米消費者物価指数(CPI)など経済指標の結果が注目されそうだ。予想レンジは1ドル=109円40~110円70銭。
今週は米長期金利の低下が続くなか、ドルは一時109円50銭台まで下落した。来週も米長期金利の動向などが関心を集めるとみられ、重要経済指標への関心は高い。13日には米6月CPIが発表される。市場では前年同月比で4.9%上昇が予想されているが、物価上昇率が市場予想を上回れば早期のテーパリング・利上げ観測が浮上しそうだ。15日には中国4~6月期国内総生産(GDP)が発表される。同日には米6月鉱工業生産も公表される。16日には米6月小売売上高が発表となる。国内では15~16日にかけて日銀金融政策決定会合が開催される。市場では、金融政策は現状維持が予想されている。