大同工は大幅高で新高値にらむ、2輪車好調を背景に4~6月期営業大幅黒字化で通期増額も視野
大同工業<6373>が大幅高、フシ目の1200円台を回復し6月28日につけた年初来高値1268円奪回が視野に入ってきた。二輪車需要が世界的に増勢を強めている。そのなか、同社はホンダ向けを主力とする二輪車用チェーンメーカーで、国内約70%の圧倒的なシェアを誇っており、この恩恵を享受している。同社が7月30日の取引終了後に発表した21年4~6月期決算は、営業損益が11億7700万円(前年同期は500万円の赤字)と大幅に黒字化した。同社は22年3月期通期の営業利益を前期比倍増となる25億円を予想しているが、第1四半期時点で進捗率が47%に達しており、増額修正への期待感が株高の原動力となっている。