ウェーブロックホールディングス---1Q実績で上期営業利益予想を超過し、各利益の通期業績予想の上方修正を発表

材料
2021年8月2日 11時49分

ウェーブロックホールディングス<7940>は7月30日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。なお、2021年3月31日に実施した子会社株式の一部譲渡により当第1四半期よりインテリア事業を廃止したため、業績数値は前年同期比で減少。売上高は前年同期比25.7%減の57.60億円、営業利益は同36.1%減の4.24億円、経常利益は同18.4%減の5.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同16.6%減の3.74億円となった。

マテリアルソリューション事業の売上高は前年同期比2.4%減の46.44億円、セグメント利益は同13.3%減の5.15億円となった。ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリューション分野において、回復傾向にある建設工事や東京2020オリンピック・パラリンピックに係る工事等の需要を取り込み、また、新型コロナウイルスのワクチン接種会場に使用するシートの特需もあったことから売上が伸長した。パッケージングソリューション分野は、主要取引先との連携を強化し、取引拡大を図った。アグリソリューション分野も、国内農業における資材等への投資意欲に回復が見られ、堅調に推移した。一方、リビングソリューション分野は、販売先となるホームセンター業界において、巣ごもり需要が一服していること、および継続するコロナ禍の影響により客足が他業種や他分野に流れ分散化していること等により、販売が落ち込んだ。

アドバンストテクノロジー事業の売上高は前年同期比19.9%増の11.21億円、セグメント利益は同2,664.6%増の0.86億円となった。金属調加飾フィルム分野において、ロックダウン解除後のインドや東南アジア市場での需要が回復し、また、国内市場も自動車用途中心に需要が堅調に推移した。さらに、欧米市場も、新規案件の立ち上げが進んだ。PMMA/PC2層シート分野は、自動車用ナビゲーションシステム用途において、新規案件獲得等の成果が順調に推移し、売上が伸長した。

2022年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高は前期比30.3%減の204.00億円、営業利益は同49.7%減(前回予想比2.7%増)の7.50億円、経常利益は同25.1%減(同3.9%増)の10.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同67.7%減(同4.1%増)の7.70億円としている。なお、前期比減は前述のとおりインテリア事業廃止によるもの。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.