三栄コーポレーション---1Qは2ケタ増収、家具家庭用品事業が堅調に推移

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2021年8月3日 13時43分

三栄コーポレーション<8119>は7月30日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.3%増の79.71億円、営業損失が2.56億円(前年同期は4.79億円の損失)、経常損失が2.03億円(同4.40億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.77億円(同5.12億円の損失)となった。

家具家庭用品事業の売上高は前年同期比58.7%増の52.70億円、セグメント利益は同1.95億円増の3.31億円となった。OEM事業では、国内外ともに受注状況が前年から改善し、前年同期比で大きく増加した。ブランド事業は、一時期の巣ごもり消費にピークアウトの傾向が窺えるものの、withコロナ時代の所謂「おうち時間」が定着してきたことから、「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップの売り上げが堅調に推移したほか、ドイツのテーブルウェアブランド「Villeroy&Boch(ビレロイアンドボッホ)」等を取扱うエッセンコーポレーションの売り上げも前年同期比で増加した。

服飾雑貨事業の売上高は前年同期比14.3%減の16.18億円、セグメント損失は3.60億円(前年同期は4.32億円の損失)となった。OEM事業では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で旅行・出張などの自粛傾向が継続していることから、トラベル商材の需要回復には至っておらず、前年同期比減少となった。ブランド事業は、ドイツのコンフォートシューズブランド「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」等を販売するベネクシーおよびベルギーのプレミアム・カジュアルバッグブランド「Kipling(キプリング)」を販売するL&Sコーポレーションの売り上げが、外出・移動の自粛要請や休業・時短営業の要請等の影響で、前年同期比減少した。

家電事業の売上高は前年同期比22.3%減の7.05億円、セグメント損失は0.49億円(前年同期は0.19億円の損失)となった。OEM事業では、国内における出荷減を主因に、前年同期比減少となった。ブランド事業は、理美容家電・調理家電などを取扱うゼリックコーポレーションの売り上げが、「おうち時間」の定着を背景に堅調に推移し、前年同期比同水準となった。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.9%増の360.00億円、営業利益が1.00億円、経常利益が1.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.10億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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