三井倉HDが大幅3日続伸、家電メーカー物流計画上回り22年3月期業績予想を上方修正
三井倉庫ホールディングス<9302>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新している。午後1時30分ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2370億円から2570億円(前期比1.4%増)へ、営業利益を132億円から160億円(同9.4%減)へ、純利益を76億円から92億円(同20.3%減)へ上方修正したことが好感されている。
第1四半期において、フォワーディング業務及び港湾運送業務の取り扱いの回復が想定を上回ったほか、オリンピック・パラリンピックのテレビ観戦需要などで家電メーカー物流及び家電量販店物流の取り扱いが増加したことが貢献する。また、コンテナ不足による海上輸送から航空輸送へのシフトの逓減・収束時期が想定よりずれ込んでいることなども寄与する見通し。
なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高683億2700万円(前年同期比20.9%増)、営業利益55億6500万円(同73.5%増)、純利益32億3700万円(同59.1%増)だった。