話題株ピックアップ【夕刊】(2):大王紙、ユーザベース、バンナムHD

注目
2021年8月6日 15時21分

■大王製紙 <3880>  2,014円  +150 円 (+8.1%)  本日終値

大王製紙<3880>が後場一段高。同社はきょう午後1時頃に、22年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比54.0%増の109億8000万円となり、上半期計画150億円に対する進捗率は73.2%となった。売上高は同20.1%増の1449億5300万円となった。海外向けの段ボール原紙需要が堅調に推移したほか、一部の洋紙でワクチン関連の特需があったことが寄与。また、ティッシュやトイレットペーパーの高付加価値品や昨年に全面リニューアルしたベビー用紙おむつの販売も好調だった。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■JMDC <4483>  6,140円  +440 円 (+7.7%)  本日終値

5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は2.3倍増益で着地」が好感された。

JMDC <4483> [東証M] が8月5日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比2.3倍の8億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の12億円に対する進捗率は67.4%に達し、さらに前年同期の32.0%も上回った。

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■ゼビオホールディングス <8281>  1,069円  +75 円 (+7.6%)  本日終値

ゼビオホールディングス<8281>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時頃に、22年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業損益が27億1500万円の黒字(前年同期は4億6900万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比37.0%増の559億7300万円で着地。ゴルフやアウトドアなど3密回避のレジャー・スポーツ用品の品揃えを強化したことが功を奏したほか、一般競技スポーツやシューズのEC(電子商取引)販売が拡大したことが寄与した。なお、通期業績予想は売上高2253億3500万円(前期比11.3%増)、営業利益52億5200万円(同89.8%増)とする従来計画を据え置いている。

■コナミホールディングス <9766>  6,380円  +440 円 (+7.4%)  本日終値

5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は3倍増益で着地」が好感された。

コナミホールディングス <9766> が8月5日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比3.0倍の191億円に急拡大した。

⇒⇒コナミホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■日本触媒 <4114>  5,700円  +380 円 (+7.1%)  本日終値

日本触媒<4114>が急伸。5日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を3000億円から3250億円(前期比19.0%増)へ、営業利益を130億円から220億円(前期159億2100万円の赤字)へ、純利益を100億円から160億円(同108億9900万円の赤字)へ上方修正し、あわせて50円を予定していた中間配当予想を80円にすると発表したことが好感された。原料価格上昇に伴い販売価格が想定よりも高く推移していることや、アクリル酸及びアクリル酸エステルの海外市況が上昇していること、販売数量がアクリル酸及びアクリル酸エステルをはじめ、特殊エステルやセカンダリーアルコールエトキシレートなどで計画を上回ることなどが要因としている。なお、年間配当は130円(従来予想100円)となり、前期実績に対しては40円の増配になる予定だ。また、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高860億5700万円(前年同期比36.7%増)、営業利益66億5900万円(同4.5倍)、純利益56億4300万円(同3.6倍)だった。

■ユーザベース <3966>  2,395円  +155 円 (+6.9%)  本日終値

5日に決算を発表。「上期経常が黒字浮上で着地・4-6月期も黒字浮上」が好感された。

ユーザベース <3966> [東証M] が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は11.4億円の黒字(前年同期は6.6億円の赤字)に浮上し、通期計画の12.4億円に対する進捗率は92.0%に達し、5年平均の51.8%も上回った。

⇒⇒ユーザベースの詳しい業績推移表を見る

■KHネオケム <4189>  2,779円  +179 円 (+6.9%)  本日終値

KHネオケム<4189>が急反発。5日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を1040億円から1120億円(前期比44.8%増)へ、営業利益を118億円から155億円(同2.7倍)へ、純利益を84億円から110億円(同2.7倍)へ上方修正し、あわせて30円を予定していた期末配当予想を35円に引き上げると発表したことが好感された。上期において需要回復により販売数量が増加したほか、ナフサ価格の上昇や需給バランスのタイト化などにより一部製品の海外市況が高騰するなか、販売価格の見直しを行ったことなどが要因としている。なお、年間配当は65円となり、前期実績に対しては5円の増配になる予定だ。また、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高523億6000万円(前年同期比40.6%増)、営業利益78億円(同3.3倍)、純利益56億4200万円(同3.3倍)だった。

■バンナムHD <7832>  7,764円  +489 円 (+6.7%)  本日終値

バンダイナムコホールディングス<7832>は大幅高で3日続伸。5日の取引終了後、22年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想について、売上高を3500億円から3800億円(前年同期比12.7%増)へ、営業利益を350億円から430億円(同6.4%減)へ、純利益を250億円から325億円(同2.5%増)へ上方修正しており、これが好感された。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算で、各事業で顧客のライフスタイルや嗜好の変化に適合するための各施策をスピーディーに推進したことが奏功したほか、第2四半期に予定しているマーケティング計画などを踏まえたという。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高7500億円(前期比1.2%増)、営業利益750億円(同11.4%減)、純利益520億円(同6.4%増)の従来見通しを据え置いている。第1四半期決算は、売上高1780億4900万円(前年同期比22.8%増)、営業利益270億2100万円(同35.7%増)、純利益209億1700万円(同58.7%増)だった。

■日本コークス工業 <3315>  112円  +7 円 (+6.7%)  本日終値

日本コークス工業<3315>が大幅高。5日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を910億円から970億円(前期比10.4%増)へ、営業利益を75億円から96億円(同37.2%増)へ、最終利益を39億円から54億円(同36.1%増)へ上方修正し、あわせて4円を予定していた期末一括配当を5円に引き上げたことが好感された。中核であるコークス事業の利益が想定よりも改善する見込みとしている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高222億700万円(前年同期比9.9%増)、営業利益27億6100万円(前年同期4億200万円の赤字)、最終利益17億3300万円(同8億1700万円の赤字)だった。

■アルコニックス <3036>  1,565円  +97 円 (+6.6%)  本日終値

アルコニックス<3036>が後場急伸。午後0時30分ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1200億円から1280億円へ、営業利益を64億円から85億円へ、純利益を45億円から60億円へ上方修正したことが好感された。好調に推移するスマートフォンやIT機器向け半導体・電子部品関連需要と、20年度後半以降に急回復している自動車需要により、商社流通及び製造の両セグメントの収益が共に好調に推移していることが要因としている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高369億4400万円、営業利益30億4600万円、純利益24億3500万円だった。なお、会計基準の変更に伴い前期比及び前年同期比の記載はない。

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