10万円以下で買える、大幅増収増益＆低PBR 20社 【東証1部】編 ＜割安株特集＞

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では710社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期に大幅増収増益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄に注目してみた。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額が200億円以上、(3)今期の売上高と経常利益が前期比で10％以上増加、(4実績予想PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる20社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは20日現在)

なお、22日(日)16時に「10万円以下で買える、大幅増収増益＆低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資　　┌─売上高─┐　　┌ 経常利益 ┐　　 実績

コード 銘柄名　　　　　　金額　 増収率　　　今期　 増益率　　 今期　　 PBR

<3315> 日本コークス　　 11100　　 10.4　　 97000　　 39.5　　 9000　　0.63

<5563> 新日本電工　　　 29600　　 20.4　　 65000　　 57.5　　 5500　　0.74

<5408> 中山鋼　　　　　 41000　　 43.3　　159000　　 50.3　　 4000　　0.26

<7241> フタバ　　　　　 44500　　 17.2　　547000　　 39.4　　11100　　0.50

<6480> トムソン　　　　 53800　　 26.3　　 56000　　 1544　　 3700　　0.63

<4220> リケンテクノ　　 55300　　 19.0　　105000　　 15.0　　 6500　　0.64

<3865> 北越コーポ　　　 56100　　 14.6　　255000　　　105　　20000　　0.46

<3289> 東急不ＨＤ　　　 58300　　 14.6　 1040000　　 42.8　　66500　　0.70

<5976> ネツレン　　　　 59300　　 21.0　　 51500　　　151　　 3700　　0.42

<7280> ミツバ　　　　　 61300　　 11.4　　300000　　 60.0　　14000　　0.46

<1605> ＩＮＰＥＸ　　　 72800　　 47.1　 1134000　　　112　 545000　　0.36

<1720> 東急建設　　　　 73000　　 23.1　　285000　　 49.3　　 7300　　0.76

<6339> 新東工　　　　　 75100　　 12.7　　 93000　　 66.1　　 5100　　0.40

<6471> 日精工　　　　　 75700　　 15.0　　860000　　　791　　52500　　0.68

<4410> ハリマ化成Ｇ　　 87900　　 21.7　　 76500　　　184　　 3100　　0.62

<3105> 日清紡ＨＤ　　　 88300　　 11.6　　510000　　　289　　13500　　0.59

<6143> ソディック　　　 89800　　 23.7　　 71800　　　242　　 7000　　0.70

<7261> マツダ　　　　　 90200　　 18.0　 3400000　　 94.7　　55000　　0.48

<6473> ジェイテクト　　 93600　　 12.3　 1400000　　　151　　38500　　0.56

<1945> 東京エネシス　　 98100　　 29.4　　 77000　　 27.6　　 5000　　0.52

※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増益率・増収率が％、PBRが倍。

※通期予想が最終赤字、今期無配の銘柄は除いた。

株探ニュース