「NFT」が10位に上昇、アクセルMなどがNFTトレーディングカード事業参入で再脚光<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
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5 中古車
6 半導体
9 水素
10 NFT
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「NFT」が10位に再上昇している。
アクセルマーク<3624>が25日の取引終了後、電通グループ<4324>傘下の電通及びオルトプラス<3672>と共同で、アニメなどの映像作品IP(知的財産)の動画をNFTトレーディングカードとして発行するサービスの企画・開発を推進すると発表した。作品ファンが好きなシーンやコンテンツを集めることによってさまざまな特典を得ることが可能となるサービスを2022年春までに提供する予定という。
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)は、ブロックチェーン上で発行される代替不可能なトークンのこと。改ざんが困難なことから映像コンテンツやアート作品のデジタルデータと作者や保有者のデータを結び付けることで著作証明、保有証明を付けた形での流通が始まっており、カナダのダッパーラボ社が20年10月にリリースした「NBA Top Shot」は累計で約765億円以上を売り上げるなど新しいユーザー体験の一つとなっている。電通、アクセルM、オルトプラス3社もその保有証明が可能になるという特性に着目し、映像作品の名シーンなどをユーザーが保有し、コレクションすることが可能になるサービスの企画・開発を目指すという。
春先に投資テーマとして急浮上したNFTだが、ここにきて話題も増しており、今後も人気化する可能性が高い。この日の関連銘柄の動きでは、前述のアクセルMがストップ高の735円水準でカイ気配となっているほか、オルトプラスも続急騰している。このほかの関連銘柄ではShinwa Wise Holdings<2437>、Link-U<4446>などが堅調な動き。