<動意株・30日>(前引け)=日鍛バ、ステラファ、GW

材料
2021年8月30日 11時35分

日鍛バルブ<6493>=商い伴い急動意。自動車用エンジンバルブメーカーとして、世界的に好調な自動車販売需要を取り込み、22年3月期営業利益は31億5000万円予想(前期実績は1800万円)と急回復見通しにある。エンジンバルブの中に空洞を作り、金属ナトリウムを封入した中空エンジンバルブを戦略的に展開し、とりわけ好採算の傘中空エンジンバルブが業績に寄与している。PERが6倍台であるほか、PBRは解散価値の半値以下である0.4倍台に放置されるなど株価は依然として超割安圏に位置するといってよく、水準訂正高を見込んだ投資資金の流入を誘っている。

ステラファーマ<4888>=一時ストップ高。前週末27日の取引終了後、リゾートトラスト<4681>子会社のハイメディックとBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の更なる発展に向けた連携強化を目的に業務提携したと発表しており、これが材料視されているようだ。ステラファは、既に昨年10月にハイメディックと資本提携を行っており、現在ハイメディック子会社と共同で国立がん研究センター中央病院において悪性黒色腫と血管肉腫を対象としたBNCTの第1相臨床試験を実施している。今回の業務提携により両社の実績と知見を融合させ、がん治療分野における連携を深めていく方針にある。

グローバルウェイ<3936>=物色継続でストップ高カイ気配。就活の口コミサイトや法人向けクラウド開発などを手掛けている。前週末27日は26日に発表された1対5の株式分割が材料視され700円高のストップ高に買われていたが、27日取引終了後に22年3月期通期の最終利益予想の上方修正を発表したことから、改めて株価を刺激する格好となっている。今期最終利益は従来予想の9500万円から1億2300万円に増額した。エモーションテック社との資本・業務提携解消に伴い保有株式を売却し、特別利益を計上したことによるもの。また、東証がグローバルウェイ株式について、30日売買分から信用取引の臨時措置を解除したほか、日証金も増担保金徴収措置を解除したことも需給面から追い風となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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