話題株ピックアップ【夕刊】(2):アスクル、Jストリーム、トヨタ

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2021年9月17日 15時17分

■アスクル <2678>  1,785円  +42 円 (+2.4%)  本日終値

アスクル<2678>が大幅反発。16日の取引終了後に発表した第1四半期(5月21日~8月20日)連結決算が、売上高1024億4200万円(前年同期比2.3%増)、営業利益32億7200万円(同9.4%増)、純利益21億5300万円(同43.3%増)となり、第1四半期として売上高、利益とも過去最高を更新したことが好感された。BtoB事業では、感染対策商品が想定通り反動減となったものの、前年同期の著しいオフィス用品需要の落ち込みからの回復がみられた。また、BtoC事業で売上総利益率、変動費比率、固定費比率の全てが改善したことも寄与した。なお、22年5月期通期業績予想は、売上高4300億円(前期比1.9%増)、営業利益140億円(同0.5%増)、純利益90億円(同16.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■Jストリーム <4308>  2,575円  +57 円 (+2.3%)  本日終値

Jストリーム<4308>が5日ぶりに反発。16日の取引終了後、コルグ(東京都稲城市)が開発した業界史上最高音質のインターネット動画配信システム「Live Extreme」を導入したと発表。長引く新型コロナウイルスの流行の影響でインターネットを利用した映像・音楽配信が以前よりも定着し、より生で聴く臨場感あふれる高音質、高品位なサウンド・クオリティを求めるニーズが高まっていることから、今回の導入に至ったという。「Live Extreme」を使用し、Jストリームのコンテンツ配信ネットワークである「J-Stream CDNext」を経由して配信を行うことで、最大4Kの高解像度映像とともに、ロスレスをはじめ高品位なハイレゾ・オーディオのライブ・オンデマンドでの動画配信を実現するとしている。

■ウイングアーク1st <4432>  2,385円  +48 円 (+2.1%)  本日終値

ウイングアーク1st<4432>は大幅反発。東京証券取引所が16日の取引終了後、同社株を17日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、これを受けて、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入ったようだ。また、日本証券金融も同日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■イチネンHD <9619>  1,378円  +27 円 (+2.0%)  本日終値

イチネンホールディングス<9619>がしっかり。16日の取引終了後、22年3月期の配当予想を中間・期末各20円の年40円から中間23円・期末20円の年43円に増額修正した。なお、前期実績に対しては3円の増配になる予定だ。

■オプトラン <6235>  2,321円  +40 円 (+1.8%)  本日終値

オプトラン<6235>が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、スマートフォンなどのカメラレンズモジュールの大手メーカーから、新規最先端のレンズ成膜用ALD(原子層堆積)装置を受注したと発表。同社のALD装置は、プラズマ技術とALDを融合した装置で、スマートフォンなどのカメラレンズやミニLED用で、従来の光学薄膜で達成できなかった極薄で多様な対象材料への成膜を可能にするという。なお、同社によると、上期において既に昨年の年間受注額を上回るペースで受注が本格化しているという。

■トランザクション <7818>  1,238円  +14 円 (+1.1%)  本日終値

トランザクション<7818>が反発。16日の取引終了後、子会社トレードワークスが香港に本店を置くウィーホーム・テクノロジー社と独占販売代理店契約を締結し、ウィーホーム社製品である自走式見守りロボット「ebo(イーボ)SE」を国内で販売すると発表。日本国内におけるペット関連製品の更なる事業拡大を図るのが狙い。なお、22年8月期業績への影響は軽微としている。

■ツガミ <6101>  1,984円  +17 円 (+0.9%)  本日終値

ツガミ<6101>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろ、上限を75万株(発行済み株数の1.52%)、または15億円とする自社株買いを実施すると発表。取得期間は21年9月17日から22年2月17日までで、今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。同時に、中国浙江省に工作機械の製造販売を行う新会社を設立のうえ新工場を取得すると発表。中国における需要拡大に伴い生産能力向上を図ることが目的で、22年4月の工場稼働を予定している。なお、22年3月期業績への影響は軽微としている。

■トヨタ自動車 <7203>  10,020円  +80 円 (+0.8%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>は強弱観対立のなかもやや買い優勢。車載用半導体の不足や新型コロナウイルスの感染拡大に伴うサプライチェーンの不備で減産を余儀なくされているほか、自動車用鋼材値上げなどのコストアップ要因もあって逆風は強い。しかし、1万円大台を割り込んだ水準は買い板が厚いようだ。外国為替市場では警戒された円高進行に歯止めがかかり、足もと1ドル=109円70銭近辺の推移と円安方向に振れ再び110円台を視野に入れる動きとなっており、輸出採算改善の思惑も株価に追い風材料となっている。

■歯愛メディカル <3540>  5,990円  +30 円 (+0.5%)  本日終値

歯愛メディカル<3540>はしっかり。同社は16日、NTTグループのNTTスマイルエナジーと新電力大手エネット、太陽光発電システムを手掛けるデンカシンキ(松山市)と共同で、オンサイト型PPA(電力購入契約)サービスの提供を開始したと発表した。このサービスはCiメディカの会員向けに、NTTスマイルエナジーの負担で事業所の屋根上に太陽光発電設備を設置し、自家消費分の電力供給を行うというもの。Ciメディカでは、同サービスの全国展開に取り組んでいくとしている。

■前田工繊 <7821>  3,590円  +10 円 (+0.3%)  本日終値

前田工繊<7821>がしっかり。16日の取引終了後、外壁用の防水材や保護・仕上げ材の製造・販売を行うセブンケミカル(東京都新宿区)の全株式を取得し、子会社化したと発表。今回の子会社化は、グループのインフラ事業分野における取扱製品の多様化を図るとともに、建物の老朽化対策として拡大が見込まれるリフォーム工事の需要取り込みによるグループ収益基盤の強化を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、同件による21年9月期業績への影響はなく、来期業績への影響は軽微としている。

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