話題株ピックアップ【夕刊】(3):あさひ、あすか薬HD、DyDo

注目
2021年9月28日 15時21分

■あさひ <3333>  1,333円  -89 円 (-6.3%)  本日終値

あさひ<3333>が続落。同社は27日取引終了後に、22年2月期第2四半期累計(2月21日~8月20日)の単独決算を発表。営業利益が前年同期比18.1%減の49億8400万円にとどまったことがネガティブ視されたようだ。売上高は同2.3%増の400億6000万円で着地。「密」を避ける移動手段として自転車の需要は堅調だったが、人件費や広告宣伝費など販管費が増加したことが利益面に影響した。なお、通期業績予想は売上高700億円(前期比0.8%増)、営業利益54億5000万円(同20.6%減)とする従来見通しを据え置いている。

■あすか薬HD <4886>  1,060円  -30 円 (-2.8%)  本日終値

あすか製薬ホールディングス<4886>が続落。27日の取引終了後、22年3月期業績予想について、最終損益を8億円の黒字から26億円の赤字へ修正しており、一転赤字となる見通しを示したことが嫌気されたようだ。国内における経口子宮筋腫治療剤「CDB-2914」の製造販売承認申請を取り下げたことに伴い、特別損失を計上する見込みとなったことが要因。一方、主力の医療用医薬品事業を中心に堅調に推移していることや費用削減などが奏功し、売上高は520億円から545億円へ、営業利益も15億円から35億円へ上方修正した。なお、同社は今年4月に持ち株会社体制に移行したため前期との比較はない。

■DyDo <2590>  5,820円  -120 円 (-2.0%)  本日終値

ダイドーグループホールディングス<2590>が続落。27日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の国内飲料事業販売状況で、販売本数が前年同月比12.3%減と2ケタ減となった。稼働日数が1日少なかったほか、自販機チャネルがコーヒー飲料、その他飲料ともに減少したことが響いた。

■東京エレクトロン <8035>  53,840円  -570 円 (-1.1%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連株への売りが目立つ展開。ここにきて、出遅れていた内需株に物色の矛先が向かう一方で、外需系の電機や機械セクターに利益確定の動きが強まっている。前日の米国株市場でも長期金利の上昇基調が鮮明となるなか、ハイテク株比率の高いナスダック市場の軟調が続いており、半導体関連株もマイクロン・テクノロジー<MU>が買われる一方、エヌビディア<NVDA>が下げるなど高安まちまちの動きとなっている。東京市場でも先駆した半導体周辺株は目先ポジション調整の売りが出やすい状況にある。

■壱番屋 <7630>  4,615円  -5 円 (-0.1%)  本日終値

壱番屋<7630>は続落。27日の取引終了後、22年2月期業績予想の下方修正を発表。売上高を489億円から454億円(前期比2.6%増)へ、営業利益を39億7000万円から27億9000万円(同9.0%増)へ引き下げた。感染再拡大に伴う緊急事態宣言の延長や再発令により、店舗営業時間の短縮要請が長期化したことが響いた。また、海外においても感染拡大に伴う店舗営業の制限があり、既存店売上が想定を下回る結果となった。

■ジーダット <3841>  1,740円  +269 円 (+18.3%) 一時ストップ高   本日終値

ジーダット<3841>が続急騰、前日はストップ高カイ気配のまま取引時間中に値のつかない状態となったが、きょうも全体地合い悪のなかで300円高は連日のストップ高となる1771円で寄り付いた。2営業日合計で上昇率は51%に達している。半導体回路設計用などの電子系CADソフトを開発・販売するが、前週末24日に主力製品の「SX-Meister」に関する約7億9000万円の大型案件を受注したと発表したことを手掛かりとする買いが集中した。時価総額が50億円以下と小型であることに加え、浮動株比率も低く品薄感が極めて強い。更に信用買い残も枯れ切った状態にあったことで、上値の軽さを見込んだ投資マネーの流入が加速した。

■JNSホールディングス <3627>  586円  +69 円 (+13.4%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

JNSホールディングス<3627>が急騰。27日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を88億円から92億円(前期比8.2%増)へ、営業利益を2億7000万円から4億5000万円(同88.3%増)へ上方修正した。コンテンツサービス事業が極めて好調に推移していることや、7月に発売したニンテンドースイッチ向けソフトの出荷が予想を大きく上回り現時点で約30万本の出荷となっていることが牽引する。更に健康志向の高まりを背景にHealthTechサービスが好調に推移していることや、GIGAスクール構想の進展によりEdTech領域におけるデジタル化需要が拡大していることなども寄与する。

■ジューテック <3157>  1,264円  +138 円 (+12.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

ジューテックホールディングス<3157>が急騰。27日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を730億円から800億円(前年同期比13.9%増)へ、営業利益を3億円から10億5000万円(同5.3倍)へ、純利益を4億円から9億円(同2.5倍)へ上方修正した。木材製品の高騰などで売上高が計画を上回ることに加えて、売上総利益の改善に努めたことが寄与する。

■フェリシモ <3396>  1,789円  +57 円 (+3.3%)  本日終値

フェリシモ<3396>は3日続伸。この日の午前中、サブスクリプション事業に関するコンサルテーション及びオペレーション支援事業「EIZOKU」を10月1日に開始すると発表。新事業は、同社が半世紀以上にわたり培ってきたサブスクリプション型ダイレクトマーケティング事業のノウハウやシステムを活用してスタートするもの。戦略立案、コンセプトメイキング、商品開発、市場創造、顧客とのコミュニケーションシステム設計、ITシステム開発、物流システムなどの業務遂行ノウハウや独自開発システムを活用し、クライアント企業の事業の発展をサポートするという。

●ストップ高銘柄

ニッチツ <7021>  2,770円  +500 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値

以上、1銘柄

●ストップ安銘柄

グリーンズ <6547>  485円  -100 円 (-17.1%) ストップ安   本日終値

インタートレード <3747>  590円  -100 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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