「旅行サイト」が15位にランク、行動制限緩和で旅行需要復活に期待感強まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「旅行サイト」が15位にランクアップしている。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が9月30日で終了し、行動制限緩和による旅行需要の回復への期待感がランクアップの背景にあるようだ。きょう付けの日本経済新聞朝刊によると、「全日本空輸(ANA)によると9月29日の10月運航分の一日当たりの予約数(キャンセルを除いた純増ベース)は5万人弱で、1週間前と比べて2倍以上になった」ほか、「日本航空(JAL)の10月分の同予約数(同)も、9月23~29日は16~22日と比べて2.2倍になった」と報じている。政府は感染の再拡大を防止するため、行動制限緩和は段階的に実施する方針とされるが、消費者は前のめりで旅行へ向かう機運を高めているようだ。また、9月29日に誕生した岸田文雄自民党新総裁も、新型コロナ対策の一つとして「電子的ワクチン接種証明の活用」を掲げており、接種証明の活用による「GoToトラベル」の再開も早期に検討されるとの期待感も強い。
これを受けて、既に日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>などの空運株やJR東日本<9020>、JR東海<9022>などの鉄道株、更にエイチ・アイ・エス<9603>やKNT-CTホールディングス<9726>などの旅行会社などの株価は直近で上昇しているが、旅行サイト関連への関心も高まっている。この日は全般相場の軟調もあり、目立った動きは少ないが、オープンドア<3926>、エアトリ<6191>、HANATOUR JAPAN<6561>などの動向には引き続き注目が必要だろう。