ナガイレーベン---21年8月期増収増益、売上計画をクリアし過去最高の売上高を達成

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2021年10月5日 11時24分

ナガイレーベン<7447>は4日、2021年8月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.9%増の175.63億円、営業利益が同5.6%増の52.12億円、経常利益が同5.5%増の53.06億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%増の36.47億円となった。

コア市場であるヘルスケアウェア、ドクターウェアは、前期からの期ズレ物件が着実に更新されたことに加え、大型物件の新規獲得により順調な増収となった。また周辺市場の患者ウェアは、市場の旺盛な需要を背景に、前期に予定していた新規取組みを当期より実施するなどシェアアップが進行し、大幅な増収を達成した。一方、感染対策商品の厚生労働省からの大口受注は、医療現場での品不足の解消に伴い、前期より大きく減少した。これらの結果、当期の売上高は増収となり、売上計画をクリアするとともに、過去最高の売上高を達成した。

生産面においては、期ズレによる販売数量の急増や販売品目の急変等が発生し、その対応のために、国内における小ロット多品種生産、海外生産分の緊急輸入等で対処し、さらに昨年秋以降の世界的なコンテナ不足に端を発した海上輸送の不安定化と運賃高騰の影響を受けるなど、厳しい事業運営を強いられた。一方、海外生産シフトが進み、為替相場は比較的優位な先物予約を確保するなど、収益改善に努めた。その結果、売上高総利益率は、前年比0.1ポイントアップの45.9%となった。販売費及び一般管理費においては、新型コロナウイルス感染症に関連し、国内外の人的移動自粛、展示会の延期及び中止等があり、広告宣伝費や旅費交通費等が減少し、前期比0.9%減となった。

2022年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.8%増の177.00億円、営業利益が同3.8%減の50.13億円、経常利益が同4.1%減の50.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%減の35.00億円を見込んでいる。

《ST》

提供:フィスコ

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