本日注目すべき【好決算】銘柄 クリレスHD、オキサイド、佐鳥電機 (14日大引け後 発表分)

注目
2021年10月15日 7時01分

14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

クリレスHD <3387>   ★今期税引き前を2倍上方修正・6期ぶり最高益、2期ぶり復配へ

◆22年2月期の連結税引き前損益を従来予想の50億円の黒字→102億円の黒字(前期は150億円の赤字)に2.0倍上方修正し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。コスト構造改革の進展に加え、時短協力金や雇用調整助成金が想定を上回ることが上振れの要因となる。

業績回復に伴い、従来未定としていた今期の年間配当を4.5円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

SFP <3198>   ★今期経常を2.3倍上方修正

◆22年2月期の連結経常損益を従来予想の12億円の黒字→27億円の黒字(前期は49億円の赤字)に2.3倍上方修正した。緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の影響で売上高は計画を下回るものの、雇用調整助成金や時短協力金などの申請額が想定より増加することが利益を大きく押し上げる。

ムゲンE <3299>   ★今期経常を一転4%増益に上方修正、配当も5円増額

◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の13.1億円→18.6億円に41.8%上方修正。従来の26.3%減益予想から一転して4.5%増益見通しとなった。売上高は計画を下回るものの、販管費の削減が寄与し、採算は大きく改善する。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正した。

オキサイド <6521> [東証M]  ★今期経常を39%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.1億円→5.7億円に38.6%上方修正。増益率が29.5%増→79.5%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。旺盛な半導体需要を背景に単結晶やレーザ製品の販売が好調なことに加え、がんPET診断装置向け単結晶も堅調に推移し、売上高が計画を12.4%も上回ることが利益を押し上げる。

佐鳥電機 <7420>   ★今期経常を38%上方修正

◆22年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常損益は6.1億円の黒字(前年同期は0.6億円の赤字)に浮上して着地。テレワーク普及によるノートパソコン用電子部品や車載向け半導体などの販売が好調だったほか、調達マネジメント部門も拡大し、デバイスソリューション事業の収益が急改善したことが寄与。

併せて、通期の同利益を従来予想の12億円→16.5億円に37.5%上方修正。増益率が5.4%増→44.9%増に拡大する見通しとなった。

前田工繊 <7821>   ★前期経常を24%上方修正・2期ぶり最高益更新へ

◆21年9月期の連結経常利益を従来予想の51億円→63億円に23.5%上方修正。増益率が10.0%増→35.9%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。公共工事向け製品で製品ポートフォリオが良化したことに加え、新型コロナ対策における医療・衛生資材、子会社BBSジャパンにおける国内自動車メーカー向けOEM供給やアフター市場向け製品が好調に推移したことが要因。

モリト <9837>   ★今期最終を50%上方修正、配当も2円増額

◆21年11月期の連結最終利益を従来予想の7億円→10.5億円(前期比2.2倍)に50.0%上方修正。不採算事業の見直しや外部委託倉庫から自社倉庫への在庫移転による物流費削減などが寄与し、採算が大きく改善する。政策保有株式の売却を進めることも上振れに貢献する。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の18円→20円(前期は18円)に増額修正した。

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