注目銘柄ダイジェスト(前場):鉄人化、ミタチ、住石HDなど

市況
2021年10月18日 12時00分

CSランバー<7808>:2382円 カ -

ストップ高買い気配。従来未定としていた22年5月期の営業利益予想を22.50億-24.50億円(前期実績14.08億円)と発表している。木材価格の高騰・供給不足の影響があるものの、プレカットの出荷が堅調に推移したほか、生産効率・配送効率の向上が進んでいるため。木材価格の変動の激しさなどを踏まえ、レンジでの開示とした。年間配当予想は80.00円(普通配当60.00円、記念配当20.00円。前期実績50.00円)に増額する。

マネーフォワード<3994>:7160円(-1050円)

大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業損益は4億円の赤字、前年同期比12億円の損益改善だが、上半期は0.4億円の黒字であった。売上成長は継続しているが、人件費や外注費、広告宣伝費などの増加が収益伸び悩みの背景に。会社側の通期計画は8-12億円の赤字であるため第3四半期赤字転落にサプライズはないが、計画比での赤字縮小が織り込まれていたとみられ、6-8月期の収益悪化をネガティブ視する動き優勢に。

EduLab<4427>:2142円 ウ -

ストップ安売り気配。21年9月期第3四半期報告書に係る四半期レビュー報告書の結論不表明、過年度の有価証券報告書等に係る監査報告書の意見不表明及び結論不表明とのレビュー報告書を受領したと発表している。複数の業務提携先に対する売上高の実在性及び期間帰属の適切性に関連する証憑類の信頼性に対する疑義を解消できていないもよう。先行き不透明感が急速に強まる展開となっている。

鉄人化<2404>:415円(+80円)

ストップ高。先週末に21年8月期の決算を発表、営業損益は1.4億円の赤字となり、前期比6.7億円の損益改善となっている。会社計画は非公表であったが、6-8月期は4.6億円の黒字となっており、前年同期比9.2億円の損益改善、5四半期ぶりに黒字化した前四半期比でも4.2億円の損益改善となっている。足元の収益改善は想定以上、新年度予想は引き続き未定としているが、コンセンサス水準は大きく切り上がる形のようだ。

住石HD<1514>:166円(+19円)

大幅続伸。先週末に業績予想の修正を発表している。上半期経常利益は従来予想の0.9億円から5.5億円に、通期では4億円から15億円に引き上げ、前期は上半期が0.6億円の赤字、通期が0.3億円の赤字であった。石炭事業、新素材事業及び採石事業とも業績は堅調に推移し、豪州ワンボ炭鉱からの受取配当金も増加したもよう。第1四半期決算から業績上振れ自体は想定線だが、修正率の大きさが買いインパクトにつながっている。

ミタチ<3321>:1002円(+128円)

大幅続伸。先週末に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来予想の4.8億円から9億円、前年同期比3.1倍に、通期では10.5億円から13億円、前期比40.7%増に引き上げ。自動車分野での半導体・電子部品などの販売、IT関連や自動車関連の工作機械向けEMSの受注が堅調に推移しているもよう。年間配当金も25円から27.5円にまで引き上げ、前期比7.5円の増配を計画している。

エネチェンジ<4169>:5490円(+495円)

年初来高値。法人顧客向け電力切替サービスを手掛けるオーベラス・ジャパン(東京都江東区)の発行済株式の全てを取得し、子会社化すると発表している。取得価額は3.58億円(アドバイザリー費用含む)。同社はデベロッパーや不動産オーナー、J-REIT・ファンド向けに収益性向上のための電力切替サービスや不動産売買プラットフォームサービスを展開しており、子会社化で自社プラットフォームの価値向上を目指す。

JTOWER<4485>:9170円(+200円)

大幅に3日続伸。楽天グループ<4755>傘下の楽天モバイル(東京都世田谷区)と資本提携したと発表している。JTOWERの田中敦史社長から同社株の一部を楽天モバイルが取得する。取得株数などは非公表。4Gと5Gのネットワーク整備で共用設備・共用タワーによるインフラシェアリングを推進することが目的。携帯キャリア単独で設備を導入する場合と比べて短期間かつ低コストでのネットワーク整備が可能になるという。

《ST》

提供:フィスコ

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