「仮想空間」が19位にランク、メタバースへの注目度急上昇で類似テーマとして関心<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 半導体
2 半導体製造装置
3 資源開発
5 パワー半導体
6 脱炭素
7 LNG
8 旅行
10 リチウムイオン電池
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「仮想空間」が19位となっている。
「メタバース」というキーワードへの関心が高まっている。「メタバース」というワードの定義はいまひとつ定まっていないものの、広くはインターネット経由でアクセスできる共有の仮想世界空間全般を表す用語で、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を利用したデジタル空間を指すこともある。
ここ最近、国内外の大手企業が関連事業を強化する動きにあることが、関心を高めることにつながっている。8月にバーチャル会議室「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルーム)」を約20の国・地域で開始した米フェイスブックA<FB>は、欧州連合(EU)域内で今後5年間で1万人の採用を表明。国内では日本電信電話<9432>やKDDI<9433>などもVR技術の活用などを通じた事業強化に乗り出している。グリー<3632>も今後2~3年で同事業へ100億円規模の資金を投資すると明らかにするなど、「メタバース」の動きが活発化している。
「メタバース」が新しい分野であるだけに関連銘柄の裾野は今後広がりを見せると思われるものの、類似テーマとして「仮想空間」への関心も高い。この日の関連銘柄では、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、カプコン<9697>が上昇。グリーも高い。