東京株式(前引け)=大幅続伸、一気に2万9500円台半ばまで上昇
1日前引けの日経平均株価は前営業日比645円46銭高の2万9538円15銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億5095万株、売買代金概算は1兆6416億円。値上がり銘柄数は1745、対して値下がり銘柄数は359、変わらずは76銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株を中心に幅広く買いを集め日経平均が急浮上、一気に2万9000円台半ばまで水準を切り上げてきた。上げ幅は一時700円を超える場面があった。衆院選の結果は自民党が単独で過半数を大きく上回る議席を確保したことで、目先の政局不安が大きく後退し、先物主導で買い戻しが加速した。機械や電機・精密などのハイテクセクターや海運、化学といった景気敏感株が買われる展開となり、業種別では証券、空運を除く31業種が上昇した。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が大幅高に買われたほか、東京エレクトロン<8035>なども大きく上値を追った。ファーストリテイリング<9983>も値を飛ばし、日経平均に押し上げ効果をもたらしている。ファナック<6954>なども堅調。伯東<7433>が値上がり率トップに買われ、保土谷化学工業<4112>、クレハ<4023>なども化学株の上げも目立つ。半面、日本郵政<6178>が冴えず、村田製作所<6981>も売りに押される展開に。エイチ・アイ・エス<9603>も安い。アイ・アールジャパンホールディングス<6035>は急落した。