東京株式(前引け)=反発、FOMC通過後の米株高受け心理改善
4日前引けの日経平均株価は前営業日比271円57銭高の2万9792円47銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億9194万株、売買代金概算は1兆7287億円。値上がり銘柄数は1480、対して値下がり銘柄数は615、変わらずは87銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株3指数が揃って最高値更新基調を続けていることなどを受け、市場心理が改善し主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となった。注目されたFOMCを無事通過したことでリスクを取る動きが顕在化した。日経平均は一時360円高の2万9880円まで上値を伸ばし、3万円大台回復を視野に入れる場面もあった。ただ、本格化している主要企業の決算発表を見極めたいとの思惑もあり、買い一巡後は目先利益確定の売りや戻り売り圧力が加わり、上げ幅を縮小している。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が1600円を超える上昇をみせたほか、日本郵船<9101>も商いを伴い上昇、キーエンス<6861>の上げも目立つ。富士フイルムホールディングス<4901>が活況高、村田製作所<6981>も買いが優勢。デクセリアルズ<4980>が続急騰、日本ユニシス<8056>も値を飛ばした。半面、任天堂<7974>が軟調、花王<4452>も売られた。三井海洋開発<6269>が急落したほか、コニカミノルタ<4902>も大幅安。ヤマハ<7951>、ブイキューブ<3681>も大きく値を下げた。