株価指数先物【昼のコメント】 中国の不動産リスク警戒でショートが強まる

市況
2021年11月10日 12時21分

日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の2万9180円(-0.40%)前後で推移。寄り付きは2万9270円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9285円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まり、現物市場の寄り付き直後には2万9140円まで下落幅を広げた。売り一巡後は下げ幅を縮め、一時2万9290円と前日比10円安まで下げ渋る動きを見せたが戻りは鈍く、その後は2万9160円~2万9260円水準での保ち合いを継続。

米国市場の下落影響は限られているものの、中国の不動産市場を巡るデフォルト不安により、上海、香港市場の動向を警戒した動きとなっているようだ。中国恒大が3本のドル建て債で期日に利払いを行わず、30日間の猶予期間が10日に終了する。上海指数の下落率が1%を超えるなか、日経225先物はランチタイムで2万9100円を割り込んでおり、後場寄り付き直後には裁定解消売りのほか、ショートの動きも警戒されよう。また、ソフトバンクグループ<9984>が日経平均の下押し役となっているが、前日の大幅上昇に対する利食いは当然あるものの、それ以上に中国リスクを警戒したショートも入っているようだ。節目の2万9000円の攻防も意識されよう。

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