話題株ピックアップ【夕刊】(1):GW、メガチップス、フリークHD
■グローバルウェイ <3936> 3,180円 +502 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値
グローバルウェイ<3936>がストップ高。17日の取引終了後、12月3日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資のしやすい環境を整えるとともに株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。効力発生日は12月4日。
■メガチップス <6875> 4,910円 +700 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率2位
メガチップス<6875>がストップ高。17日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、純利益を40億円から260億円(前期比24.3%増)へ上方修正したことが好感された。所有するSiタイム・コーポレーション株式の売却及びSiタイム社の新株発行による特別利益を見込んだことが要因としている。なお、売上高760億円(前期比9.3%減)、営業利益60億円(同19.4%増)は従来見通しを据え置いている。同時に上限を150万株(発行済み株数の7.41%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表。取得期間は21年11月18日から22年4月28日までで、これにより取得した全株は消却する予定としている。
■フリークHD <6094> 1,780円 +171 円 (+10.6%) 本日終値
フリークアウト・ホールディングス<6094>が急反発。17日の取引終了後、持ち分法適用関連会社ZEALS<9255>が、東京証券取引所からマザーズへの新規上場が承認されたと発表した。上場にあわせて保有する株式の一部である186万4300株を売却し、売却益を22年9月期第1四半期に特別利益として計上する予定であることが好感されている。なお、売却後の所有株数は124万2900株(所有割合8.15%)となる。
■ソフトウェア・サービス <3733> 7,200円 +690 円 (+10.6%) 本日終値
ソフトウェア・サービス<3733>が5日ぶりに急反発。同社は17日取引終了後に、10月度の月次売上高が前年同月比32.8%増の32億9400万円になったと発表。6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。10月度の受注高は同8.3%増の14億8200万円で、受注残高は69億800万円。なお、売上高の内訳はソフトウェア、ハードウェア、保守サービスが含まれている一方、受注高及び受注残高は保守サービス分が除外されている。
■日本電気硝子 <5214> 2,954円 +226 円 (+8.3%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
日本電気硝子<5214>は後場プラス圏に浮上。同社は午後1時ごろ、開発を進めていた全固体Naイオン二次電池について、新たに結晶化ガラスを用いた負極材の開発を行い、結晶化ガラス正極、固体電解質と一体化したオール酸化物全固体Naイオン二次電池の駆動に世界で初めて成功したと発表。同社の全固体Naイオン二次電池の技術は資源量の豊富なナトリウムや鉄を材料に用いており、従来の電池技術で資源確保が問題とされているリチウムやコバルト、ニッケルなどの希少金属元素を必要としていない。また、安定な物質である酸化物材料で構成されているため、釘やナイフが刺さっても発火や有害ガスの発生がないという特徴を有している。今後は実用性能を有し、安価な資源を活用でき、かつ高い安全性を持つオール酸化物全固体Naイオン二次電池を脱炭素社会のキーパーツとして提供できるよう、製品化に向けた取り組みを加速するとしている。
■GAテクノ <3491> 1,606円 +119 円 (+8.0%) 本日終値
GA technologies<3491>が6日続伸。午前10時ごろ、子会社イタンジの内見予約WEB受付システム「内見予約くん」及び不動産関連WEB申込受付システム「申込受付くん」が賃貸物件の建築・管理会社MDI(東京都中央区)の全支店に導入されたと発表。MDIは、全国で約4万戸の賃貸物件を管理するアパート・マンション建築請負及びその後の運営・管理会社。今回の導入により、内見予約・入居申込が電子化されることで、MDIは入居希望者に対して、なめらかで利便性の高いサービスを提供することが可能になる。また、MDIは賃貸借契約や更新退去手続きの電子化も視野に入れているという。
■関西スーパーマーケット <9919> 1,550円 +113 円 (+7.9%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
関西スーパーマーケット<9919>が急騰。オーケー(横浜市西区)が17日の取引終了後、株式交換の差し止めを求める仮処分の申し立てを行っている関西スーパとエイチ・ツー・オー リテイリング<8242>グループとの経営統合について、申し立てが認められ経営統合が中止された場合は、関西スーパに対するTOBに乗り出すと発表。その際のTOB価格を2250円としていることから、これを意識した展開となったようだ。
■岡部 <5959> 689円 +44 円 (+6.8%) 本日終値
岡部<5959>が大幅高。同社は17日取引終了後、資本効率の向上を図るとともに、1株当たりの株主価値を高め、株主への利益還元を充実させるため、140万株(発行済み株式総数に対する割合2.86%)もしくは10億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は21年11月18日から22年2月17日まで。あわせて、すでに保有している自己株式の一部を消却することも発表した。発行済み株式の5.76%に相当する310万株を12月10日に消却する。
■Ubicom <3937> 3,135円 +181 円 (+6.1%) 本日終値
Ubicomホールディングス<3937>は4日続伸。17日の取引終了後、新事業「保険ナレッジプラットフォーム」において、保険支払い業務の一部自動化に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)メニュー「ゆらぎ補正」の提供を開始し、チューリッヒ生命保険(東京都中野区)が業務利用を開始したと発表。同メニューは、チューリッヒ生命、メディケア生命(東京都江東区)の支援のもと、同社はアイリックコーポレーション<7325>、ソフトウェアコンサルティングのアシスト(東京都千代田区)などが参画する「生命保険エコシステム構想」の一環として開発されたもの。チューリッヒ生命のWeb請求システム・スマートフォンからの書類アップロードサービスと組み合わせることにより、保険金を請求される顧客にとって手続きの負荷が削減され、更に保険金受給までの日数の短縮が可能となる。また、保険会社においても事務負荷の大幅な軽減を実現できるようになるとしている。
■大平洋金属 <5541> 2,318円 +121 円 (+5.5%) 本日終値
大平洋金属<5541>が大幅反発。旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が17日の取引終了後に関東財務局に提出した変更報告書で、シティインデックスイレブンスと共同保有者による大平金株式の保有割合が6.51%から8.20%に上昇したことが判明した。シティインデックスイレブンスによる大平金株の保有は、11月10に提出された大量保有報告書で5.36%を保有していることが判明して以降、徐々に上昇しており、更なる買い増しへの思惑などが買いにつながったようだ。
株探ニュース