東京株式(大引け)=747円安と急落、コロナ変異株への懸念で全面安

市況
2021年11月26日 15時45分

26日の東京株式市場で日経平均株価は大幅安。南アフリカで検出された新型コロナウイルス変異株への警戒感から売りが膨らみ、一時900円近い下落となった。

大引けの日経平均株価は前日比747円66銭安の2万8751円62銭。東証1部の売買高概算は13億290万株。売買代金概算は2兆9993億円となった。値上がり銘柄数は152、値下がり銘柄数は1992と全体の約91%、変わらずは39銘柄だった。

日経平均株価は10月29日以来、約1カ月ぶりとなる2万9000円割れに落ち込んだ。一時、2万8600円台まで売られた。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が検出されたとの報道が嫌気され、リスクオフの動きが強まった。この変異株は免疫反応回避などの特徴を持ち、深刻な懸念をもたらす可能性があるとみられ、英政府は南アフリカを含めアフリカ6カ国の航空機乗り入れの一時禁止を発表したことも警戒された。これを受け、先物を中心に仕掛け売りが膨らんだとの見方もあった。コロナ変異株に対する警戒感が高まり、33業種全てが下落する全面安となった。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>などハイテク株が安く、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が売られた。日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>が急落し、JR東日本<9020>やJR東海<9022>が下落するなど空運やJR株が売られた。エイチ・アイ・エス<9603>が大幅安となった。レノバ<9519>やコマツ<6301>、IHI<7013>が値を下げた。半面、神戸物産<3038>や味の素<2802>、FRONTEO<2158>が高く、自社株買いの発表で住友大阪セメント<5232>やシチズン時計<7762>が買われた。霞ヶ関キャピタル<3498>やENECHANGE<4169>が上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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