本日注目すべき【好決算】銘柄 ミライアル、セルソース、アイモバイル (8日大引け後 発表分)

8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ミライアル <4238> 　　★非開示だった今期経常は86％増益、15円増配へ

◆22年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比95.0％増の12.8億円に拡大して着地。半導体市場が堅調に推移するなか、シリコンウエハー出荷容器・工程内容器の販売が好調だったことが寄与。新たな高機能樹脂製品の販売拡大に加え、工場稼働率が高水準を維持したことも大幅増益に貢献した。

併せて、非開示だった通期の同利益予想は前期比85.5％増の17.7億円に拡大する見通しを示した。業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は45円(前期は30円)実施する方針とした。

コーセーＲＥ <3246> 　　★2-10月期(3Q累計)経常は2倍増益、今期配当を2円増額

◆22年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の9.9億円に急拡大して着地。資産運用型マンションの引き渡し戸数が大幅に増加したことが収益を押し上げた。通期計画の10.7億円に対する進捗率は92.7％に達しており、業績上振れが期待される。

併せて、期末一括配当を従来計画の23円→25円(前期は15円)に増額修正した。

ザッパラス <3770> 　　★上期経常が3.3倍増益で着地

◆22年4月期上期(5-10月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の2億1800万円に急拡大して着地。メディア露出の高い監修者のコンテンツを中心に、モバイル端末向け占いサービスの収益が伸びたことが寄与。

セルソース <4880> [東証Ｍ]　　★前期経常を30％上方修正・最高益予想を上乗せ

◆21年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.7億円→10億円に30.5％上方修正。増益率が87.1％増→2.4倍に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は6月に続き、2回目。想定を上回る提携医療機関数の拡大や稼働率の上昇による加工受託件数の増加を背景に、売上高が計画を上回ったことが寄与。売上高固定費率が減少したことも上振れにつながった。

アイモバイル <6535> 　　★8-10月期(1Q)経常は61％増益で着地

◆22年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比61.1％増の9.3億円に拡大して着地。テレビCMなどの販売促進が奏功し、ふるさと納税事業「ふるなび」で寄付受付金額が大きく伸びたことが寄与。スマートフォンアプリ運営やインターネット広告の収益が増加したことも大幅増益につながった。

白銅 <7637> 　　★今期経常を19％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→41.7億円に19.1％上方修正。増益率が68.0％増→2.0倍に拡大し、従来の21期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は11月に続き、2回目。好況な半導体製造装置業界向けの販売が想定より伸びることが寄与。原材料市況の上昇などもプラスに働く。

業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の96円→110円(前期は58円)に増額修正した。

マツモト <7901> [ＪＱ]　　★今期最終を4.3倍上方修正

◆22年4月期の最終損益(非連結)を従来予想の3000万円の黒字→1億3000万円の黒字(前期は3億8900万円の赤字)に4.3倍上方修正した。役員退職慰労引当金戻入額として1億円の特別利益が発生したことが上振れの要因。

楽天地 <8842> 　　★今期経常を40％上方修正

◆22年1月期の連結経常損益を従来予想の2億5000万円の黒字→3億5000万円の黒字(前期は9800万円の赤字)に40.0％上方修正。第3四半期までに新型コロナウイルス感染拡大の不動産賃貸関連事業と娯楽サービス関連事業に与える影響が想定よりも軽微だったことなど反映した。

株探ニュース